ビットコインはもう次の段階?チャイナショックにも安定感みせる暗号通貨
2017チャイナ規制にみる仮想通貨の立ち位置。
ビットコインがある種の安定感を既に獲得しているかも
チャイナショックという「中国の取引所が閉鎖かも」ニュースが流れたにもかかわらず、翌日の朝にこの価格なら、ビットコインはもう次の段階にいて、ある種の安定を持っているんじゃないだろうか。#暗号通貨 #コイン
画像はhttps://t.co/PlUOzTrVy8さんより。 pic.twitter.com/vTsXChBOTf— バズメン (@kjkix) September 9, 2017
9月8日 金曜の夜に中国発のニュースで「中国内の仮想通貨取引所が閉鎖されるかも」という報道がありました。実際に閉鎖された状態はまだ確認されたわけではまだないようですが、かなりショックなニュースで暗号通貨界を賑わせました。
見出しは「閉鎖の報道でビットコイン急落」などとするべきでした。
閉鎖の報道があったこと、急落したことは事実。しかし閉鎖の事実を確認していないのに断定的な見出しを付けるのは、オルタナティブファクト助長になりかねないのでは。https://t.co/uZjKBlLKJ5
— 星 暁雄 (@AkioHoshi) 2017年9月9日
何故金曜夜に流れたのかという点も気になる・・
これらの情報の解釈ですが、情報の出所を明記しないままメジャー経済誌「財新」や「人民日報」と複数メディアが報じていることから、政府筋が非公式情報を意図的にリークしたと見た方がよさそうです。金曜夜に記事が出たのは、平日を避けた意図が感じられます。
— 星 暁雄 (@AkioHoshi) 2017年9月9日
一連のチャイナ・ショック
報道のされかたは一旦置いておくとしてもビッグニュースだったことは間違いありません。
もちろん、その数日前から中国でのICO禁止という流れもあって、ビットコインを含め仮想通貨は暴落。
なのですが、9/10 日曜の現時点ではzaif取引所で1btc=467500円程度で推移しています。
50万を越えていたのを考慮すれば確かに暴落は暴落なのかもしれませんが、半値になったわけではありませんでした。
「中国内で仮想通貨禁止の可能性」というニュースは以前であれば暴落ではなく大暴落したはずのニュースです。
しかし、相場はそこまでは下がっていない。
つまり、、
『帰って来たビットコイン』
一旦やられはするけれども、決して殲滅させられるわけではない。
そうなのだ「空を見ろ、チャートをみろ」「あぁ、あれはなんだ?」「ウルトラマン?」「タケちゃんまん?」
『いや、帰って来たビットコインだ』
ビットコインが次の段階へ
これはビットコイン(暗号通貨)の信用度が1年前よりもあがり、もう1つ上の段階に入ったのではないだろうか?ということを感じさせます。
その段の上で暴落暴騰を繰り返しはするけれど、ある種の安定が見えたのではないか。そんな風に感じる値動きでした。
実際、テックビューロの朝山社長も中国のico禁止ニュース時に呟いています。
今回の中国の件に対しての価格の反応から見て、ビットコインはもはや本当にグローバルで、且つ強くなったんだなと感じます。今までなら、もっと極端に暴落して回復には長期を要していましたしね。
— Takao Asayama 🔗 朝山貴生 (@TakaoAsayama) 2017年9月5日
<支点が増えた暗号通貨>
ふむふむ。グローバルになって支える支点が急増したということなのかな。
確かに、大人数で布を引っ張り合っていれば一人が脱落しても布が地面に落ちることはない。
逆に4人だけで大布をひろげていた場合は一カ所欠けただけで不安定になり、一片は地面につきやすくなる。
いつか振り返れば、「仮想のものを皆で支えられるほど信用が増し、強くなった」ということを実感した日として思い出せるかもしれない。
この今まさに何かが起き、仕組みがめまぐるしく変わって行く感じ。そしてあるグループはそれを支えたり、信用したりし、別の団体や個人では批判や詐欺も起こる。
第二次大戦からのモロッコのタンジェやラバトのような雰囲気。
フランスやイギリス、アラブ諸国がいて、スパイがいて暗殺者が闇に潜んでいる。一方で臭覚の鋭い作家や音楽家、表現者、卒倒者が集結し次の時代を作ったり上手い汁を吸おうと躍起になった場所。
それがいまの暗号通貨・仮想通貨の世界で起きている。この映画以上に面白い現在を見逃す手はないと思う。
「トークンには母がいて♪ ビットキャッシュには父がいる♪ そ〜してビットコインがやあて来る〜」
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