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【映画レビュー】海外SF長編ドラマ『三体』がアマプラに!ネトフリ版とはことなる30話!


「三体」

中国の文革時代から現在までを行き来しながら綴るSF大作『三体』のみどころと欠点

ついにアマプラにも降臨した話題のドラマ『三体』ですが、ネットフリック版の『三体』とはことなりじっくり三十話をかけて物語を展開しています。ネトフリ版は舞台をロンドンに移したりと、より世界向けに原作を改変したもようですが、アマプラ(テンセント版)は中国が舞台のままです。

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ここがすごい『三体』

科学者が連続で謎の死を遂げる。その理由とは?もしかして宇宙からなぞの高次元生命体が地球へ攻めてくるのではないか?そして、なぜ地球へ導いたのは何者?というのが主なはなしです。

まず、このドラマ全三十話という圧倒的な長さ!一日一本みても一ヶ月楽しめます。
それくらいゆっくりと話を進める丁寧さがテンセント版にはあります。どうしてこうなった?という部分とかを各時代、時間を十分にとって制作されています。

そのあたりは、映像の丁寧さにもあらわれていて、長編テレビドラマ等にありがちなチープさを感じさせないクオリィティです。科学の難しい話が多数取り上げられる分、映像での可視化をうまく使い、見ているひとに「なんだかわからんけど、なんとなくすごいことがおこってそう」という科学知識ゼロの視聴者でも楽しめるように作っています。

そして、定期的に美しい映像シーンがあります。室内の割と無機質なシーンがあるかと思えば、一呼吸的に自然の美しいシーンが登場したりと映像的なスパイス使いが上手です。そして時代を行ったり来たりするのも飽きさせない工夫にとんでいて三十話の背骨になっていますね。

 

俳優の個性がいい

一度見たら忘れないキャラクター。いいですね。じっと話を聞かせる女怪もいいし、過去を振り返ったときの若かりし頃の俳優陣も味があっていい。美しい男女、渋めの脇役など演技陣が良いです。ただ主人公の博士は個人的にナインティナインの矢部さんに見えてしまい、そこからは何をしても矢部さんとしか見れなくなったのは内緒です(笑)あと海外の重役軍人たちはなんとも陳腐なのはアジア制作のドラマによくある残念さではあります。

 

ここが気になる『三体』の欠点?

これは諸刃の剣でもあるのですが、長い!とにかく長い。三十話を使って丁寧に描いたのは評価するけどもさすがに三十話は長いよ。間引いてもよさそうなシーンがけっこうあるんです。ちょっと引っ張り過ぎなのではないかと思わせるシーン。

CGをつかったゲーム内VR空間の演出シーンや、各場面の展開の遅さを定期的に感じます。もっとスパンスパン話をすすめても良かったのではと思いました。ネットフリックス版はそうらしいですね。

あと、やはりゲーム内の映像展開は長く見てると飽きますね。ドラマにしては、相当頑張ってるCG、VFXですが、そこまで没入するほどのものでもないのは確か。
あと最後の方で船のシーンがCGであるのですが、あそこも見せ方が鈍長でした。「もぅいいよ〜」っていうくらい擦るんですよね。ちょっと飽きます。

そして、既視感のある設定もちょっと気になります。学者の目に写ってしまうアレというのが重要ポイントとしてあるのですが、アレが写ってしまうっていう設定が他の映画で見た気がするのですよね。なんだったかいまいち思い出せないのすが、「絶対このアイディア知ってるな」というものです。思い出せないので検証もしようがないのですが、『三体』の原作は2006年から連載が始まったようなので、どちらが古いのかちょっと気になる点ではあります。思い出したら追記します。

 

ということで、個人的には楽しく見始めたものの、途中からは「早く結果と謎だけ教えてよ」という感想になってしまいました。ドラゴンボールの最後の方に似ているというか(笑)

ただ原作読んでいるひとこそ、ネトフリ版ではなくてこのテンセント版(アマプラ)が楽しいという意見もあるようなので原作読まれたかたはチェックして見てください。あとネトフリ版との違いを検証するのもファンにはたまらないでしょうね。
ちなみに原作はこちらからAmazonで価格チェックできます→『三体 (ハヤカワ文庫SF)

ちょっと鈍長なテンセント版『三体』でしたが、これを見た後にNetflix版をみれば展開が早いし、下準備できてるので結構楽しいのかも?と思ったりしています。

もしもう一本SFみるなら?

ドラマではないのですが、個人的には前にアマプラで見たスウェーデンのSF『アニアーラ』がアメリカ以外のSFとしては印象深かったです。制御不能で宇宙をただよってしまう人間の心理描写SFなのですが、アマプラでは不人気。でもみると以外と面白くてAIと一緒に問答をしながら感想書いた過去記事がこちら→『映画『アニアーラ』

さてさて『三体』は原作もネトフリ版もまだ未視聴なのでどうするか迷うなぁ・・

ではまた。

Category : 映画&ブックレビュー

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