初心者バズメンくんのカメラ実験と映画日記です。

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映画&ブックレビュー

アマプラで見られる悪口辛口満載な辛辣海外ドラマ『フリーバッグ』

ブラックユーモア満載の英国発海外ドラマ『Fleabag』

第一話から「私のアナルって大きいの」というセリフを主人公の女性が吐く、辛辣ドラマ『フリーバッグ』をもうみたでしょうか?

まだのあなたは抱腹絶倒を逃しております。はい、間違い無いです。
めちゃ笑えます。でも親なら子供には見せたく無いという人もいるかもしれない内容のドラマです。

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辛辣ドラマ『フレアバッグ』のあらすじ

イギリスで恋人を次々と変えながら(時には性だけのために相手を変えながら)日々を歩んでいる主人公の女性。彼女が辛口で辛辣な発言をしながら現代に生きる独身女性の悲しみや怒りや葛藤を笑いに転嫁しながら見せて行きます。主演は自身が劇作家でもあるというフィービー・ウォーラー=ブリッジさん。一筋縄ではいかない特徴的な美女を快演しています。

このドラマの特異で面白いところ

・エロネタがバッチリ仕込まれている(ただし笑いとしてのエロで、セクシー系ではない)
Hなシーンがそそるとか、胸の映像が美しくてどうとかそういうことではありません。
同世代の女性や男性が直面しそうな場面を毎回用意して、人間は本当はどう振る舞いたいのかを露骨に表現しています。
男性のキャラクターが各種揃っていてどの男もいまひとつ物足りないか、過剰かでどうも主人公とうまくいかない。とりあえずHはするけど、、というシチュエーションが多々出てきます。しかしそれだけで終わらず、ちょっと物悲しい寂しさが彼女の中にあるのです。なぜかはドラマを見てください。そこがとっても彼女に引っかかっていて、悲しくてしょうがない。めちゃくちゃ悲しい、誰かにずっと抱きついて泣いたまま人生を終わらせたいくらい悲しい。でもそのことは彼女は誰にもいえないのです。見ている人はそれを感じつつも、彼女の明るく下品でエッチな振る舞いに抱腹絶倒してしまいます。だから余計に悲しい。

・悪口や陰口が満載
男女間の問題や両親と義母、あるいは姉と妹、または聖者と俗人の問題がドラマの中に沢山散りばめられています。一つも片付くことなく。しかし、主人公は観客がスッキリする方法を心得ているかのように豪快に振る舞います。陰口をバンバン叩き、悪口や陰湿な行為を見せます。単純な正義に則っていないのが心地よいドラマ。

配役も絶妙で、主人公フリーバッグの父親と再婚した女性美術家(主人公とは仲が悪い)はオリヴィア・コールマンで『ロブスター』という映画などにも出ている実力派。このロブスターは四十五日以内に恋人を見つけなければ動物に姿を変えられて森に放たれてしまうというなんとも奇想天外な設定の映画。こちらも執筆時現在アマプラで視聴が可能です→ロブスター(字幕版)
フリーバッグの後半に登場する神父役はなんとアンドリュー・スコットです。『007 スペクター』や『シャーロック』の悪役でおっかないサイコなキャラクターを名演したことでも有名ですね。

主人公が常識とか既存の善悪みたいなものを蹴り飛ばして自由に振る舞う姿が気持ち良く、それでいてちょっとほろりと悲しいことを秘めている。そんなドラマですが、役者や脚本にもしっかりと実力を感じ、レベルの高い作品に仕上がっています。

つまり、このドラマをお薦めするタイプの方は・・

ゲラゲラと下品な笑い話を楽しみながら「わかるわかる」とちょっとしんみりした読後感のある本が好きな人向けです!

 

さあ、あなたはこの辛辣でエッチでちょっと悲しい物語を見たいですか?
執筆時の現在(2023/05)ではAmazonプライムビデオで視聴が可能です。英国発の性と悪、人間本性全開のドラマぜひ体験してみてください>こちら『Amazonプライム フリーバッグ シーズン1』へジャンプ

シーズン2はこちらから概要へ飛べます→『フリーバッグ』シーズン2 第1話

アマプラで観た海外ドラマや映画の感想をアクションから人生物語までいろいろ書いています。こちらもぜひご覧ください。
『映画とドラマの視聴感想』
ではまた。

 

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