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【映画感想】一見くだらなそうだけど結構ぐっとっくるアマプラ映画二選『わたしは最悪』『レッドロケット』

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くだらない、だけじゃない!映画の楽しみが存分にある映画二本紹介

今回は一見くだらなそうなのに、意外と感心してしまうアマプラ上の作品を紹介します。

ちなみに片方はもうまもなくアマプラの見放題が終了するようですのでお早めに。

 

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その1『レッド・ロケット』

主人公は元ポルノ男優!彼が落ちぶれて故郷のテキサスの田舎に無一門で帰ってくる話です。いかにもくだらなそうでしょ?ところが、この映画意外とアメリカの深いところ探ってくる感じなんです。エロB級映画ではありません。

あらすじ

無一文で故郷のテキサスに帰ってくる主人公。いきなり元妻の家へ転がり込もうとするも、激しく拒否られます。いろいろあって寝床を確保し、働きにでようとするも、元AV男優というのが邪魔をして働き口もなかなかみつからない。そこで手を出した仕事が、アメリカの闇の世界(ここは映画をみてください)

で、事態は暗転していくのか?とおもわせながら明るい話も発生します。というのも彼はとにかくモテる。遊び人風で口がうまく、チン◯も立派なので惚れられたり、多めにみられたりすることもあります。
ポルノ男優あがりの中年男が、明るさを失わずになんとか適当に生きていこうともがく姿が面白く、そしてちょっと悲しい。なかなか良くできた映画です。

とくにこの映画の素晴らしいのは、脇を固める役者陣。役者ではなく、本当に貧しく、厳しい生活をしいられているのではないかという顔立ちの数々。

一見軽いストーリーですが、作品の上っ面な部分ではなく、細部や扱っている話のリアルな感じはこのあたりのしっかりした映画作りがあると思います。映像も洒落た色味など、画面構成が綺麗です。

 

その2『わたしは最悪』

この映画はちょっとこじれたキャラの女性が、恋愛や人生の波の中でいかに生きていくかを描いた作品。特に前半は『フランシス・ハ』的なくだらなさと面白さを併せ持った作りになっていて見飽きない楽しさのある映画です。それでいてどこか悲しい感じがずっとつきまとっている。

人生に迷いながら、男に迷いながら、気分に左右されながら生きていく一人の女性の半生を描いた恋愛&人生コメディ(?)

コメディに?をつけたのは、描き方としてはシリアスだからです。ですが、考えると笑えるシーンだったり作者の意図がところどころコミカルなのです。どこにでもいそうな一人の女性が、とくに飛び抜けた才能もない中でいかに自分らしさを最大限に獲得しつつ生きていけるかの奮闘記。ラストシーンの部屋にちょっと考えさせられる作りです。是非ごらんください。
ちなみに執筆時の時点でこちらは間も無くアマプア配信終了の合図がでています!急いで〜
下記リンクからそれぞれのアマプラ作品に飛べます↓↓↓
わたしは最悪。(字幕版)

レッド・ロケット (字幕版)
ではまた映画感想であいましょう。

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