全部見た映画感想『イコライザー』1〜3の良いとことイマイチあり得ないところ
デンゼル・ワシントン主演アクション映画『イコライザー』
アマプラで最新のパート3が配信スタートしたイコライザー。今日はシリーズ全部みたこの映画の紹介です。
<映画The Equalizer TheFInal>
デンゼルワシントンが元エージェントの瞬殺凄腕の殺し屋を演じます。
シリーズ通していえることは、主人公はすでにCIAを引退していて、別に普通の生活にもどりたいのだけど、身近な人々が暴力や理不尽に巻き込まれていくと、助けることをやめられない症候群なのです(笑)
パート1
ちなみにパート1では主人公はホームセンターで働いていますが、そこでトラブルが発生。従業員などが人質にとられてしまいます。デンゼル・ワシントンは彼らを救いつつ必殺仕事人的な速さで次々と相手の悪役を殺します。
パート2
パート2では、元上司の女性が事件に遭います。そして、こんかいの身近な人は同じブラックメンの若者。彼がちょっとしたことで事件に巻き込まれます。
というかさ、イコライザーは主人公のロバート・マッコールに関わる人が次々不幸な人生に巻き込まれてる気がするんだけど大丈夫かな?元々虐げられた人々だけど、そこへデンゼルワシントンがからんで一層困難で複雑、人殺しの酷く絡まった人間関係を産んじゃってませんか?
デンゼルは強いからいいですけど、彼が去った後のこと一切考えてないでしょ。
映画の後で毎回現地に残された脇役の人たちは、悪党の一味に復讐され、惨殺されるか、酷い目にあってそうです。
パート3(The Final)
そして、パート3では舞台はイタリアの南部、シチリアやナポリ、アマルフィーが会場です。この回は景色がことのほか綺麗です。ただ残念なのは時代に合わせまくってしまった色味。なんというか、やりすぎ感がある画面のカラーなのですよ。数年で古くなってしまうような濃いめの癖のある画面。せっかく風光明瞭な南イタリアでロケ撮影したのですから、もうちょっと普通な色味の絵にしてもよかったような気はします。
<イコライザーのイマイチなところ>
あと、ついでにイマイチなところを書いておくとシリーズを通じて人質が割と簡単に解放されます。そこちょっと悪役が緩すぎなんじゃ?ちかくに見張りとか立てないの?というかんじ。
パート3でいうと出だしで無垢な少年が銃を撃ち、それでデンゼルワシントンは怪我する。ちょっとまって、さっきまで完全無欠で人を瞬殺しまくっていたあの狂気の殺人拳はどこいっちゃったの?ギャップがひどい。
<総括>
とはいえ、シリーズを通して主人公の殺しのスピード感がわかりやすく、心地よく最後までストーリーを理解させます。その倫理観、一方的な正義感どうなの?とつっこみを主人公にいれたくなる場面も多々ありますが、そういうことを考えてはいけません。
この映画は単純に殺人拳と殺陣の速さを楽しむ映画です。あと、シリーズ全作をみると少しずつ話がつながっている部分とか、明かされる主人公の過去が適度にちりばめられていて良いです。そこを楽しむ映画です。ロケもところどころ良い景色を選んでいます。
ミッションインポッシブルほどの派手さや、巧妙な脚本ではありませんが、一種独特にさくさく殺していく主人公が、だんだん身近なキャラクターに感じる不思議なアクション映画です。
執筆時現在、アマゾンプライムで全作視聴可能ですので是非チェックしてみてください。
アマプラで最新作をチェック→イコライザー THE FINAL
コメントを残す