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映画レビュー『屋根裏のラジャー』キャラクターに既視感

スタジオポノック新規公開作品アニメ『屋根裏のラジャー The IMAGINARY』感想

単刀直入に言います。

これでいいのかキャラクターデザイン!?です。

登場する人物に「どっかで見たような?」という既視感を感じます。

悪役も仲間にも共通してそれを感じる。つまるところキャラ立ちしている登場人物がいないという感じでした。

物語も特に飛び抜けた驚きがあるわけでもなく、映像自体にも過去の何かをなぞったような世界で、独自の雰囲気は感じませんでした。既視感、既視感、既視感の連続。

 

ゴーグルをかけたキャラクターが登場するけど、ジブリ・・を見てしまいます。空を飛ぶ大きな鳥も、悪役側の色白の少女も映画か何かで見たような雰囲気の連続です。天空の城ともののけ姫と千と千尋の神隠しを足して混ぜ混ぜし、上澄みを少しだけ掬い取ったらこれができそう。

 

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物語のあらすじ

一応あらすじも書いておきますか。

妄想とか想像の大好きな少女と、彼女が作り上げた空想の相棒が冒険する物語。少女の危機にその主人公である少年が、勇気を持って妄想と現実の世界を行き来しながら仲間や悪党と一悶着を起こす寓話の世界。果たして少女は助かるのか、主人公は一体どうなるのか?

ま、そんなところ。子供向けです。今思い出していたら話の細部も陳腐で、どうにも誉めようがない。いやあるとすれば尾形イッセーさんの声が良かった。けれどもこの悪役として配役された声ですら保守的というか、驚きがない人選というか。

 

大人は『君たちはどう生きるか』を見た方が100倍いいです。

 

こういう作風を続けて大丈夫なの?とポノックを心配してしまう作品でした。
ということで、辛口のまま今日の感想を終わります。もっと勝負して!

 

ではまた。

 

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