Davinci Resolve17のカラーパレット編集モードがHDRに対応で便利さ神

ダビンチのHDRカラーパレットが最強過ぎて咽び泣きちゅ！

こんにちは。バズメンくんです。

今日は動画編集アプリの最強ソフトDavinci Resolve17最新版からグレーディング・色編集がグッと広がるHDRカラーパレットを紹介します。

Davinci Resolve17

ダビンチリゾルブが2020年11月にアップデートされ、最新版17になりました。こちらの最新版ダビンチのカラーグレーディングが劇的に便利になったのはご存知でしょうか。バズメンくんのような初心者動画制作者でも使えたので安心して読んで下さいね。

まだ使用していない方は機能を一部制限された無料版もありますので是非公式ページからお試しください。→Davinci Resolve公式（BlackmagicDesign.com)

楽天には動画編集用の専用コントローラーをセットにしたお得なパッケージバージョンも限定販売していましたよ（終了時期未定）→BlackmagicDesign　DaVinci Resolve Studio ライセンス.Ver (楽天)

何が凄いの？HDRカラーパレット

ダビンチ17は沢山のアップデートが行われ一段と使い勝手が良くなりましたが、動画の色味や明るさを調整するカラーモードが最強です。もともとダビンチはカラーリストと呼ばれるお仕事の方々が使う機材ということもあり、かなり色をいじることが可能です。

今回のアップデートで一番凄いなと思った改良点は『カラーパレットモードにHDRカラーパレットが追加された』ことです。バージョン16でも十分に便利だった調整方法がHDRに対応し劇的に使い易くなりましたよ。（HDRって何？という方は過去記事をご覧ください→HDRでの撮影と編集とは何か？）

HDRモードが出来たことでこんなことが可能になりました。

・階層を分けて編集できる。（選んだ階層の部分だけを輝度や色編集できる。）

これが最高です。階層は六つに分かれています。（暗い方はブラック、ダーク、シャドウ、明るい方はライト、ハイライト、スペキュラー）影の部分だけいじりたい時もその陰影のどの部分の諧調を調整するのか三段階選べます。全くの黒の部分なのか、薄っすらと葉っぱにかかった微妙な影だけを編集したいのか、と言った感じです。

さらに驚異的に便利なのが、その変更を与えている部分の階層をボタン一つで表示できるのです。

ボタンは格ホイールの左上にあります。写真の左上太陽のような丸いマークのところです。

この部分を押すと現在どの階層を変更しているかを確認できます。（写真↓）元画像が色付きで見えている部分がこのパレットで現在変更しているところで、グレー色に消えている部分は影響を受けない（受けにくい）部分となっています。
例えばこの画像ならば、葉っぱの黄緑色の見えている部分と、背後のうっすらとした緑っぽい部分の階層を今編集しているということが一目瞭然になるわけです。

例として、素材の画像にlightの階層だけ極端に明るくしてみましょう。素材の元画像はこちら↓

Lightの階層だけ極端に明るく持ち上げた画像↓

どうでしょうか、葉っぱのアップ部分はかなり鮮明に光っています。背景の緑部分も薄っすらと明るくなりました。しかし枝等はほとんど影響を受けていません。

ではもう一つ、この画像に今度は影の暗い部分（DARK）の階層を変更してみたいと思います。

変更する領域を確認するために、まずDarkの右上のボタンを押して階層を表示してみます↓

変更を加える階層が表示されています↓

実際に影の部分を濃くしてみた画像です↓かなり影がしっかりと黒味を持ちました。

ちなみに、今回はホイールのEXPを動かして明暗の調整をしています。極端にいじったので-6という数値になっています↓

このように、階層を細かく調整することが可能なので、「ホワイトバランスの調子を変えたい」とか「ちょっとミスってアンダーにし過ぎた」などの問題を簡単に修正できます。それから実際よりも明暗を強調したり、葉っぱを若干紅葉させたりすることも簡単に出来てしまうので、意図した絵を作りやすくなりました。

撮影はHDR対応カメラがベストだが

このダビンチリゾルヴ17の新機能を活かすにはHDR対応カメラで撮影した映像が望ましいですが、未対応のカメラ画像でもHDRホイール自体は動かすことが可能です。ただ、HDRで撮影していないとガンマの幅が狭いので修正できる範囲が小さくなってしまいます。
これからの10年はlogよりも、HDRでの撮影・編集が一般化して定着すること間違いなさそうです。

最後に一般でも入手しやすい高機能でHDR撮影可能なカメラをいくつか載せておきます。（リンクは楽天の参考価格へ飛べます）

・ハイエンドながら手の出やすい価格帯だとSONYのα7iiiがバランスが良くておすすめです。（バズメンくんが愛用している写真も動画もいける応用範囲の広いカメラです！）→SONY デジタル一眼カメラ α7 III ILCE-7M3

・同じソニーのさらに上位機種になると、10bit動画収録が可能なα7siiiも良さそうですが40万以上します・・
・またはブラマジのカメラもHDR動画収録に最強です。→ BLACKMAGIC DESIGN POCKET CINEMA CAMERA 4K
RAWで動画撮影が可能で色調整の幅が相当広がります。しかも15万円くらいで買える！ハイスペックなパソコンがありDavinci Resolveとの相性を考えるならこちらも最高。

いや、一気にHDR時代へ突入しましたね。バズメンくんはこれからも勉強しながら動画界を追いかけます！ダビンチリゾルブ17最高！！

今日紹介した機能はHDRカラーパレットの触りの部分です。まだまだ他にも凄い点が盛り沢山あります。そして、それは新しいカラーページの豊富な機能のほんの一部でしかないのだから恐れ入ります。ダビンチはまさに動画編集者にとっての天才神アプリです。