仮想通貨BTCのライトニングネットワークとETHのライデンネットワークとは
スケーラビリティーって聞いたことございませんか?
こやつが今、仮想通貨の世界では結構問題になってきています。
仮想通貨の取引速度を圧倒的に上げる二つのネットワーク
仮想通貨の世界では渋滞が問題になっており、この解決をはかり圧倒的な取引承認スピードで決済などを行おうというのが今日取り上げる新たな二つのネットワーク。ライトニングとライデンです。
その前に・・
スケーラビリティーの問題とは
ビットコインをはじめとした暗号通貨では世界中から取引が集中するとブロックの生成に時間がかかるという問題があります。
当初想定していた容量を越えてしまったとでもいいましょうか。
計算が追いつかず大渋滞を起こしてしまいます。
このスケーラビリティー問題により取引承認が遅くなると、付随するサービスが遅延するという事態が懸念されているわけです。
例えば仮想通貨界のビッグニュースが飛び込み、相場が爆上げ爆下げを繰り返している時などはこの渋滞問題が酷くなってしまいます。取引情報以外の物品購入承認にも時間がかかる場合があります。
ビットコイン認知の広まりに合わせ問題も大きくなってきたわけです。使う人が多いと計算が間に合わないという事象。
取引の承認が遅いということは簡単にいえば電車のPASMOで扉が開くのに時間がかかるとか、コンビニでの決済に待ち時間が必要といったような問題を生じえます。
この点を解決していかなければ仮想通貨は現実生活の中に広く普及していきません。
そりゃそうですよね、例えばコンビニで朝のコーヒーを買う決済に5分待たされるとか有り得ませんもの。
もちろん仮想通貨界の開発者たちもその点を解決すべく日々没頭しているわけですが、そこで生まれてきたのが・・
ライトニングネットワークとライデンネットワークです。
先発はライトニングネットワークで、こちらはビットコイン陣営の開発になります。
ブロックチェーンの外側を使うことで詰まった状態のブロック生成に左右されずに取引を行うことができるということらしい。
ブロックチェーンの取引が本線の国道だとすると、ライトニングネットワークは側道と言えます。国道が渋滞しているので別の道を数カ所経由して目的地に辿り着こうというわけです。
ただ現状での問題としては中継するポイントが必要でそこの費用をどう賄うのか、中継地点で足止めされるリスクをどう回避するのかという問題など解決が必須の部分も多々あるようです。
*深い部分では権力の一極過多、BCHが解決するなど複雑な問題もありますがここでは省きます。
ライトニングネットワークの開発は着々と進んでいるようで、先日YouTubeにはライトニングネットワークを使用した実証実験の模様が公開されました。
暗号通貨界の重鎮 大石さんがツイッター上でLightning Networkを度々紹介、コメントしています。
この動画、1:10くらいからみてください。ライトニングネットワークの支払いすごすぎ。https://t.co/UVm50iyuT2
サロンの方では、この衝撃を自分自身で体験できるよう、ウォレットや支払い方法などのHow to マニュアルを配信しました。— 大石哲之 Tetsu Oishi HODL (@bigstonebtc) 2017年12月18日
ライデンネットワーク
もう一方のライデンネットワークというのも本筋では同じことですが、こちらはイーサリアム陣営の開発です。さらにプラズマというのもある。
しばらく前になりますが、イーサリアムの開発者ヴェタリック氏は
「将来的にはイーサリアムがVISAの決済規模になるだろう」
という発言もされています。
このライデンが実用になればカード主体だった売買システムにもブロックチェーンが大幅に割り込めるでしょう。
二つの新たなネットワーク。どちらが優勢になるにせよ、この側道の開発進展に目を向けておくことはブロックチェーンの先端をチェックするのに役立つと思います。
最後にイーサリアムの生みの親であるビタリック氏のインタビューを二件リンクしておきます。金融の目だけでブロックチェーンを見ていない若い才能が暗号通貨の世界には沢山いるのが感じられるでしょう。
イーサリアムに興味のある方はヴィタリック・ブテリンの未来像必読ですぞ。
①wirerd でのインタビュー ブロックチェーンとの出会いなどについても応答
②Techcrunch上でのインタビュー掲載 visaの件にも触れています。
ヴィタリク氏を応援する意味でイーサリアム(ETH)をガチホするというのもありですね。
ワタシが買うなら板買いができる取引所Zaifにします。手数料が安いんでね。
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