壁に穴が開けられない人のエアコンに変わるクーラーはこれだ
賃貸物件でお家の壁に穴が開けられない部屋の冷房・除湿用機器
コンチニワ。最近は家電とかMacとか紹介しているバズメンくんです。
今年の夏は暑すぎてエアコンが無い部屋にクーラーを新たに一台導入しました。しかも、通常の据置タイプではなく、「移動ができる独立型冷房」です。
アマゾンのレビューで一位を獲得していた日本製の冷房です。これがレビュー通りに良い品だったのでここに紹介します。
今回の家電:トヨトミ TOYOTOMI スポットクーラー 冷風機 TAD-2220
メーカー:株式会社トヨトミ
型番:TAD-2220
参考価格:amazon 40000円台〜
使用環境
バズメンくんは、今回「移動ができる」という点を第一に探しました。というのも引越しとかを考えてなのですが、、業者さんを呼ばずに移動できるエアコン・クーラータイプの冷房はないものかというのが注目点でした。
しかし、それは同時に「壁に穴を開けられない方の冷房機器」としても通用する仕様でした。
まず、外観からご紹介
白を基調としていて、タッチパネルは上面に大きく非常に見やすい設計(ナイスポイント)
前面の銀色の柵の部分から送風されます。向きは左右と上下に振ることが可能ですが、手動です。ここは若干気になる人もいるかも知れませんね。後ほど説明します。
背面と側面
背面です↓
側面左↓
背面には吸気口と排気口があります。排気口は写真では既に排気用チューブホース(ダクトホース)と接続されています。蛇腹状の管がそれです。これがダクトホースとして生暖かい排気を外へ出します。
ですので、家の壁に穴を開けられない方はこのホースを窓の外に出せば大丈夫。
窓と壁の隙間を塞ぐパーツも同封されていましたので密閉性も保てます。
設置と移動に関して
底面にはローラーが付いていますので、平らな場所でしたらコロコロと移動ができます。排気のホースと電源用コードだけ一緒に運べればあとはスイッチを押すだけで直ぐに冷気が出ます。これはかなり便利。昼間と夜の部屋を一台で移動して賄うことも可能です。また、倉庫やガレージで併用するという使い方も考えられます。
但し、結構な重量がありますので持ち上げて運ぶのはかなり力が必要。男性の職人さんなら持てるでしょうが、鍛えていない女性は二階への上げ下げは無理かも。移動して使う場合は同じフロアを転がして使うというのが理想ですね。
設置は平らで安全な屋内の場所、そして排気ホースを出す窓や扉等があればどこでも設置可能です。
冷却能力と風の強さについて
一瞬で冷える!風も強い!この二点は大満足です。どうしてもこのタイプの移動式冷風装置は「冷えないのではないか?」という疑問が付いて回りますが、このトヨトミはバッチリ冷えます。
スイッチを押して数秒後には冷風が吹き出しています。その理由は『室外機が外にない』という点ではないでしょうか。(推測)
通常のエアコンタイプの冷房は室外機が外にありますよね?真夏の外はとんでもない高温ですから既に暖まってしまった室外機を冷やすのに余分なエネルギーが必要なのでしょう。
その点、このトヨトミは室外機がないので部屋の温度からスタート。直射日光を受けていない場所であればものの数秒で冷気が発生します。
当方の環境だと26度設定で十分に冷えます。夏の夕方は28度にしていました。(ちなみに26°〜28°の設定が電力効率が良いみたいです)お部屋は十畳ほどの一間。
風は(弱)でも十分強い送風です。暑さがひどい時は(中)も使用しましたが(強)はまだ使ったことがありません。なぜなら十分冷えるからです。使用している部屋は10畳ほどの広さで、冷気をかき混ぜるために扇風機も適時併用しています。
注意点としては風が弱でも結構強いという点と、風向きが手動でしか変えられない点ですね。
なので、部屋全体を冷やすように首を振るサーキュレータか扇風機があると使い勝手が良いと思います。(首振りで送られる風も冷えていて気持ちいい。)
直接当たっていると多分冷えすぎてしまうと思います。送風口の角度は手動で変えられますが向きは自動では動きません。首を振りません。ここはチェックしておいた方が良いです。但し、閉め切りの部屋であれば全体が冷えるので首を振り続ける必要を感じないのも事実です。
写真↓ 送風版つまみ
付属品のリモコンについて
リモコンがついてきます。最初は若干クセがあるように感じる設計ですが複雑な操作もないので直ぐに慣れるでしょう。ちなみにボタンは7種類で、
運転→停止/運転を切り替える
モード→冷風・ドライ・送風を切り替える
±→温度変更
風量
内部クリーン(掃除)
おやすみ
タイマー(何時に切る、あるいは何時からスタートする、等の設定ができます。)
と言ったところです。
タイマーは結構便利で翌日の朝自動でスイッチが入るように設定できます。
排気用ダクトホースの長さ等
ダクトホースの直径は13cm位、蛇腹を伸ばした長さは150cm位(かなりアバウトな測り方ですので詳しくはTOYOTOMIさん公式をご覧ください)
蛇腹はある程度折り曲げられるのでコーナーなどでも重宝します。到着時は小さくすぼめられた状態です。
排水ドレーンについて
ドレーン(排水)用のホース穴が背面の最下部にあります。蓋を外しホースをそこへ挿せば水は外へ出ます。但し、湿気の少ない場所で使用する場合はドレーンホースを繋がなくても水は機械内を循環して蒸発する仕組みだそう。仮に機械内の水が一杯になった時は自動でエラーを表示し停止します。
水の循環する音が気になる人や湿気が多い場所の利用はホースを接続しましょう。因みにバズメンくんはホースなしで使っています。時折気が向いた時に排水口から水を手動で抜いています。週一回くらいでしょうか。手頃な薄いバットかトレーを使うか、玄関までコロコロと押していって段差を利用して排水すると楽かも。
写真↓は排水口です。真ん中の白い突起でシリコン製の蓋が閉まっています。
消費電力・電気代について
電気代についてはまだ請求書が来ていないのでこれからチェックしてみます。
消費電力は最大で600wなのでそこそこ使うと思います。
おすすめポイントと注意ポイントまとめ
良い点
・送風力半端ない
・よく冷える。早く冷える。
・移動できる。(オフシーズンは仕舞える!)
・壁に穴を開けなくて良い。
・一台でいろんな場所で使える。
・室外機が塩害でやられる地域は本体が全て室内なので持ちが良いかも。
注意点
・風が強い(最弱でも結構な風がくる)
・送風の向きは手動で変える(首は自動で振らない)
・排気ホース(排気ダクト用ホース)を出す場所が必要(窓・扉など)
・ドレーンがあり、湿気が溜まると水を捨てる必要がある。
・重いので二階へ上げ下げするのは体力がいる。
・電気代が心配(普通のエアコンも電気消費するのでいいんですが、請求これからなので・・後日追記予定)
・名称としてはエアコンではない。(構造の違い?)冷えるから問題ないですが・・
以上です。
バズメンくんとしては、なかなか優秀な一台に巡り合えましたので、利用環境に合わせ参考にしてください。
除湿機としても稼働できるので、梅雨の時期から使えます。真上を向く首振りサーキュレーターを併用すると最高なので、気になる方は過去記事をチェックしてみてください。
TOYOTOMIクーラーの商品リンクを貼っておきます。(Amazon・楽天)
トヨトミ TOYOTOMI スポットクーラー 冷風機 TAD-2220
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