ZOOM H1e 数ヶ月使用して気がついた問題点とグッドな点紹介します!
まずはここがやっぱり問題だよズームH1 essentialさん
その1:電池を外すと本体の日付がリセットされる?
その2:サイドにあるメニューボタンが折にふれ触ってしまう場所にある怖さ
その3:選択ボタンのつかい悪さ、せめて十字キーにして欲しかった
その4:長時間録音後に即電源落とすとデータが途中で切れる?(未検証)
詳細は後述。
逆に、ここが良いよズームH1e!!
その1:ボディ正面のボタンでワンプッシュでモノラルとステレオ録音が切り替えられる
その2:軽い。鞄に入っているか心配になるくらい軽い携帯性◎
その3;細かなこと考えずにとりあえず録音ボタンおしておけば何かしら録れてる安心感
といった感じです。では一つずつ説明していきます。
個々の問題点の説明
問題点その1:『電池を抜くと日付がリセット』
これは仕様なのか、バズメンくんの使い方または設定の性なのかまだはっきり確認できていませんが、バズメンくんのH1eで起きた現象です。電池切れのためリチウムイオン電池を取り出し、充電後に電源を入れ、録音を再スタート、すると日付が身に覚えのない2024/01/01になっていました。もしこれが仕様なら大問題。超絶めんどくさいことになります。ファームアップで直ることを期待。(今はまだver.1.04なので最新のヴァージョンをチェックしてみます)
*2024/06/06追記
この「日付リセット問題」の点について説明書に記載がありました。
「長時間電源が供給されない状態が続くと、本体に記憶した日時情報がリセットされます。」
とはいうものの、リチウムイオン電池で運用している身からすると、「リチウムイオン充電している間ぐらいの半日とかは電源落ちるの我慢して欲しい。せめて電池抜いてから翌朝くらいもってよ〜」というのが本心です。
夜寝る前に充電のために電池を抜くと翌朝にはH1eの日付がリセットされてしまう使用・・悲しすぎる
なので、充電の間だけ別の電池をいれておくか、そもそもリチウムイオンの充電池ではなく普通の使い切り電池で運用するべき使用なのかもしれません・・涙
ちなみに躯体がもう少し大きなTASCAM X8などは電池を抜いても日付リセットされたことはありません。
問題点その2:『サイドにあるメニューボタンが折にふれ触ってしまう場所にある怖さ』
これは個人的に感じることですが、メニューボタンが本体のサイドにあり、しかも飛び出ている仕様はちょっと改善してほしいです。というのも普通に握ると触る位置、力がどうしても入ってしまう位置にあるのは数ヶ月使用しても慣れないです。いつか知らずに押していて、メニューから変な操作事故が起きそう。
ボタンを凹ませるかもう少し触れない位置に設計してほしかったです。
問題点その3:『選択ボタンのつかい悪さ、せめて十字キーにして欲しかった』
設定などで使用する「決定」と「移動」のボタンが画面下にあるのですが、これがなんともイマイチな使い勝手。配置を十時キーにするとかしてくれた方が分かりやすかったかなと思います。
問題点その4:『録音保存中に電源落とすとデータが途中で切れる?』
これはまだ未検証ですが、ちょっと長めに録音していたことがあり、停止を押したあとに割とすぐ電源を切ってしまったんです。そうしたらPCに取り込むと最後の部分がどうも欠けている気がしました。これがどういう理由なのかまだ検証できてはいませんが、もしかして、長時間録音直後に電源落とすと保存中のデータが壊れるor失われるのか?
それともこちらの人為的ミスなのか、ちょっと不安は残ります。これも近々検証してみます。
とはいえ、1時間を超えるような録音ではない場合は今のところ問題なく電源は落とせています。
H1essentialここが良いよの説明
良い点その1:『ボディ正面のボタンでワンプッシュでモノラルとステレオ録音が切り替えられる』
これは超絶便利です。左端の青いボタンを押すごとにモノラルとステレオが瞬時に入れ替わり、録音方法を変更できます。決定ボタンとかも押す必要ありません。ワンプッシュでOK。
なので、自然音等のフィールドレコーディングはステレオで行い、即座にワンプッシュしてモノラルに変え、自分のナレーションボイスを手持ちで行うとかも即座に可能です。これは良い!
良い点その2:『軽い。鞄に入っているか心配になるくらい軽い携帯性◎』
ほんとに軽い。ポケット入れっぱなしでも重さは全く気になりません。むしろ、地面に置いたりした場合強風きたらとぶんじゃね?的な心配してもいいほど軽量です。これは持ち出す機会が増えます。
良い点3:『細かなこと考えずにとりあえず録音ボタンおしておけば何かしら録れてる安心感』
一万円ちょっとの価格で、32bitフロート録音が可能なのは時代とはいえ使い勝手がとても良いです。取り急ぎレックボタンだけ押しておけば何かしらの音は入っていて、それで破綻もしていない。
急ぎで音だけはなんとしても録音しなければいけない性急な現場では保険的にも使えます。家でのPC操作である程度音量を持ち上げたりボリューム下げたりができる安心感は大きい。
数ヶ月使って分かった、こんな人におすすめできるH1eの総評
人の声を室内で録ることが多い方には結構おすすめできます。突発的なインタビューや急に入った会議、音質よりも、絶対に録り逃せない音があることを優先する場合H1eは重宝すると思います。
胸ぽけや鞄からパッとだして、電源を入れレックボタンだけすぐさま押しておく。あとは何時間でも必要な分録音を続けておく。そんな使い方が必要な方には良いとおもいます。
逆に、こんな人にはイマイチ向かないかもと思うのは・・
良い音での録音を再重要視していて、録音環境をつどつど最適な設定になるように細かく微調整したい方。H1eはパッといじれるメニューが少なすぎるし、細かな調整やメニューからの設定変更も即座にできるほど整ってはいません。本体に軽く触れて録音の邪魔をしないようにメニュー操作をするとかもほぼ不可能です。録音し始めたらあとは放置、途中ではいじらないという使い方がメインな作りです。
その点で言うと、よりフィールドレコーディングに注力しているTASCAM X8やX6はマイクの指向性を取り外して変えられる他、細かなゲイン調整も画面上で可能ですし、場面によってハイカット、ローカットのレベルも即座に設定できます。メニューもタッチパネルであれこれと変更できるので調整も非常に楽です。そしてBluetooth接続すればiPhone等のスマホから操作が可能で、ノイズを発生させずに本体の調整ができます。(要Bluetoothアダプター)
細かな設定をしつつ録音を楽しむ時間的余裕がある方はこちらをメインにすると良いと思います。
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ある意味ZOOM H1eは、いつでも持ち運べる機動性を重視する場合と、取り逃せない音がある場合に保険を兼ねて二台目として使うのもありだなと思いました。
どなたかの参考になれば嬉しいです。ではきょうはここまで。
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