SONYの純正レンズ リニアフォーカス一覧(リニアレスポンスMF)35mmフルサイズ版
これからの動画撮影に必須?精細なピント送りが可能なソニーのリニアフォーカスレンズ一覧2023
ども、バズメン君です。今日はソニーさんのフルサイズ用レンズでフォーカスがリニアな製品を調べた結果を書きます。
まず、リニアフォーカスとは?(そんなのはわかっているという方は、飛ばしてください)
リニアという言葉は音関係でもリニアPCMとか使いますし、編集でもリニア編集とも言いますから意味を混乱しがちです。なのでまず最初にカメラレンズでのリニアとは何かを書きます。
カメラレンズのリニアフォーカスとは
リニア・フォーカス(ソニー公式ではリニア・レスポンス マニュアル・フォーカスというらしい)は、レンズのフォーカスリングが昔のオールドレンズのように、回した角度の分だけ移動する機構のことです。ピントを手前と奥で行ったり来たりする表現をするときに、そのレンズの回転角度だけ一定にしていれば何度でも同じ位置にピントがきます。
実際の撮影で見てみると、例えばピントを合わせたコップがあったとして、その手前にペットボトルがあります。最初にコップにピントを合わせた位置からピントリングを握った手を2センチほど回します。すると、今度は手前のペットボトルにピントが合うと仮定します。
このとき、ピント(フォーカスリング)をどんなスピードで回しても回す角度(ここの例では2cm)が一定であれば必ずペットボトルにピンが合ます。これがリニアフォーカス機構です。例1写真↓
しかし!リニアではないノンリニアのレンズだと、この回すスピードが変わるとピントの位置がずれてしまうのです。上の例と同じことをしても、ゆっくり回すと2cmで合うはずのピントが、さささっと、素早く同じ位置まで回すとペットボトルにピントが合いません。つまり、回した角度(ここでは2cmとした)とピントの関係に相関がなくイコールではないのです。
例2↓写真(同じ角度回しても二枚めのようにピントがズレる。)
これが写真撮影ならまだ良いのですが、動画の表現を広げようとすると必ずリニアが欲しい時がきます。しかし、シネマカメラではない一眼レフからの進化であるミラーレスなどのレンズでは、ピントをいかに早く合わせるかに重点を置いたAF機能が重視されました。その結果、どうやらリニアは当初、軽視されてしまったようです。
ところが、2022年にもなると、一眼のミラーレスで動画撮影する人が増えたので徐々にリニアを望む声が大きくなってきたように感じます。
ちなみに、フィルムカメラ時代のオールドレンズは機械式に回すので、フォーカスリングは無限には回転せず右と左で限界が決められていたものが多かったと思います。つまりリニアでした。なのでオールドレンズに慣れているマニュアルフォーカス好きな方は動画でもリニアが普通になっているかも知れませんね。
では、次に本題のSONYの純正レンズでリニアフォーカスが可能なレンズ一覧です。
ソニー純正レンズ リニアレスポンス マニュアルフォーカス 一覧
以下抜粋表で緑の印がついているレンズがリニアです。(2023/01/05時点)
ありがたいことに結構多いですね。意外でした。
また、意外なことに最近2022年に販売された人気の小さなGレンズ3兄弟についてもリニア機構搭載です。
サードパーティー製品はどうか?
85mmのシグマ↓とかはリニアでピン送りしたら最高そうなのになぁ。
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