初心者バズメンくんのカメラ実験と映画日記です。

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SONY FX30の特徴と気になったことα7iiiとの比較(ILME-FX30 with ILCE-7M3)

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FX30を導入しました!使ってみた実感で気になることや特徴をa7iiiと比べていきます!

まずFX30の特徴とファーストインプレッションをα7M3と比べながら見ていきたいと思います。10ビットで撮影できるとか4k120pのスローモーションが撮れるだとかのスペック的なことは少し後回しにして、まず触ってみた感想とa7iiiとの差異をチェックしてみました。
その前に一言、「チタンボディでデザインかっこい〜」
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SONY FX30がa7iiiから変わったところ

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・ボディの厚みとストラップリングの変更

fx30はファンがついているのでその分厚みが増しています。これにより熱停止に強くなりました。そもそもa7iiiは動画の連続録画は30分までという制限がありました。fx30はそれが無いので演劇だとかライブだとか運動会だとか(?)で録画し続けるにはfx30が最高です。スポーツなども屋外で長時間撮影となることがあるため、ファンがついているのは心強いです。

左a7iii 右fx30(写真↓)

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FX30ではハンドル側の厚みがa7iiiより増したことで掴み具合は良くなっています。a7iiiではホールド感が若干弱かったのですが、しっかりとした握り心地に。重さはさほど変わらないのに手にフィットするずっしり感があります。

それからストラップ用の金具がfx30ではついていません。これも動画にフォーカスした点ですね。a7iiiなどの一般的なカメラではこの三角リングがついているのですが、これがかちゃかちゃと撮影中に当たって音を出すことがあるんです。これを物理的に無くしているfx30。いいですね〜

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動画優先機としてのFX30

・動画優先であり、動画を撮り逃さないためのボタン配置やメニュー構成、機能が充実している。

後述するレックボタンの数や配置以外にも、右手でほとんどのメニュー操作を撮影中にこなせる作りになっていて手持ち撮影などにはとても便利な機構になっています。(写真↓左がa7iii、右がfx30)メインメニューボタンの位置が異なります。fx30は右側、a7iiiはちょっと影になってますが左側c3のところにあります。このメニューボタンの配置が最高です。ほぼ右手親指で撮影中の細かな設定変更が可能。ダイヤル類も減り、メニュー内やショートカットのカスタムボタンで対応しています。フラットな天面がいい感じですし、ボタンの押しやすさも上質です。

 

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・一方で、静止画に関しては添え物程度。撮れないことはないが撮影対象に選択が必要

a7iiiとの大きな差異としてビューファインダーが無いことが挙げられます。なので覗くことができません。写真を撮るならピント合わせにファインダーを覗きたい場面がありますが、FX30にはファインダーが無いです。液晶がとても綺麗に映るのでそれを見てピンを取ることになります。が、日中の眩しい光の下では見えにくい角度もあるのでこの辺りは工夫が必要。ピント位置を目視できるピーキング機能を使用したり、日光からモニターを覆うものを用意するなど。

なので、静止画をメインで使いたい人にはお勧めしません。動画8割:静止画2割ならOKかなと。でも動画2:静止画8のユーザーには向かないということです。7:3くらいでもいいかもしれません。

それに、シャッターも物理シャッターが備わっているa7iiiと異なり、fx30は電子シャッターのみ。バルブ撮影もできません。シャッター時間は最大でも30秒です。長時間露光を行う方には対象外の機種です。その代わり動画は長時間撮影が可能です。
ということで静止画に重点を置いていないため、シャッターの押し心地体験もfx30は軽いです。ペコっという感触。ただ、動画機なので、シャッターボタンを録画ボタンに割り当てると、本体に三箇所レックボタンを作ることができます。これが使ってみるとかなり便利。シチュエーションに合わせて手が楽なボタンの位置があるんです。端的に言えば静止画カメラとは構えが変わるかもしれません。動画は上手くなると思います。

 

レックボタンが最高な例:三脚を立ててスポーツやインタビューなどを椅子に座って取る場合、レックボタンが本体の左前(レンズ下)にあるのは最高です。右手でパン棒を握るので左手でレックボタンを押したいんです。その時に本体のシャッター側だけにレックボタンがあると押しにくい。瞬時にさっと押せる位置にボタンがあるってとても良い撮影体験です。物理的にレンズのピンやズームリングを調整する位置のそばにあるので画角決めからレックまでが瞬時にこなせます。ピンと画角合わせからレックまでが短い時間しかなく、取り逃せない演技や技があるような場合、この機構が助かります。

この点で言えば、fx30に慣れるとa7iiiのレックボタンの押しにくさったらありゃしません。歴然としてます。

 

・fx30は動画撮影中に赤いタリーランプを点灯させることができます。

インタビュー撮影などレックミスが致命的なシーンではこのタリーランプが大変有用です。モニターを見なくても録画中であることが一目でわかるのは重要。出演者さんに録画中であることを知らせる必要のある撮影にもバッチリ。もちろん光らせたくないシーンではタリーランプを灯さない設定もあるのでご安心を。バズメンくん的には、モニターの枠を録画中だけ赤枠で囲って表示する設定が神です。逆レック防止に欲しかったので最高です。

ついでにモニターのことを少し書きます。

・FX30はモニターが美しい
fx30のモニターはとってもとっても綺麗に写ります。その点で言えばFX3を凌ぐスペックなんだそう。もちろん世代が異なるa7iiiとは雲泥の差があります。タッチパネルの感度も良好で、豊富なメニューいじりも楽です。
・FX30はバリアングル
a7iiiから移行される方はバリアングルに慣れるまでちょっと戸惑うかもしれません。a7iiiではモニターは水平方向に少し角度をつけられる程度でしたが、fx30はバリアングルを採用しました。そのまま本体に閉じた状態でも表示できますが、さらに左に開き、180回転もできます。ローアングルや、椅子に座って横から撮影する際には非常に便利。
一方でさまざまな角度調整ができる反面、モニターの中心が光軸からずれるのを嫌う方もいるかもしれません。横に開いて使う際は本来ファインダーがあるカメラの中心、光軸部分とモニターの中心位置がズレます。とは言え元々動画機というのはモニターが横にあり、それが普通ですから慣れれば全く気にならないかなとは思います。(運動会で大活躍のハンディカムなども光軸とはズレた位置にモニターがある)

・バッテリーの持ちがa7iiiに比べると格段に落ちます。

ファンがついていることや、動画として4K120pが撮れること、モニターが高画質なことなど、機能の拡充が図られたためか、バッテリーの保ちは良く無いです。撮影していない時でもメニューをいじり続けているとかなり減りが早く感じます。雑感ですが、スイッチをこまめにオンオフしながらの動画撮影で1時間程度街歩きすると半分以上減っている感覚です。慣れるまでメニューいじりはおうちで済ましておくことをお勧め(笑)

・高画質で撮影できるようになったためデータ容量が大きくなります。

SDカードで4Kの4:2:2という方式で録画した場合32Gがおおよそ30分で満杯です。スローやログ撮影を行うとさらに容量は大きくなります。ちなみに4k120p 100Mでのスローモーションを撮影する場合は60vというシリーズのSDカードが必要で、そこそこ値段がします。普通の速度で24pとかの撮影なら30vでも可能です。おおよそですが値段は倍以上かと・・。現在価格は下記Amazonを参照してください(アフィPR)↓

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取り急ぎの所感はこの辺で終わります。他にもフォーカスブリージング補正が最高だとか、手ぶれ補正がいい感じだとか、catalistが使えるだとか、ズームレバーがついているだとか、カスタムメニューでこれこれができるとか色々あるのですが、長くなるので別で書きますね。

Sony FX30 ファーストインプレッションまとめ

・サイズが想像よりちょっとだけでかい。分厚い。でも握りやすい。

・バッテリーの持ちがa7iiiと比べると、かなり悪い。(あらゆる局面でバッテリー消費が早い)

・とにかくかっこいい筐体、押しやすいボタン

・右手でほとんどの操作が可能

・a7iiiから移行すると、液晶のバリアングルに慣れが必要。でも液晶はめっちゃ綺麗。

・タリーランプ(赤枠最高)

・静止画むきでは無いけど一応静止画も撮れる。だけど動画にはとことん特化したかっこいい奴。

そして最後にもう一つ利点をあげておきます。

SONY FX30は上位機種のFX3と同じ筐体で、ボタン配置などもほぼ似通っていることから、将来的に上位のシネマ機を手に入れたり、作品撮影にレンタルする場合、操作に慣れていて直感的に使用できる強みがあるということ。これは動画を注力したい方には利点だと思います。では、また近々fx30話で会いましょう。今日はここまで。
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