初心者バズメンくんのカメラ実験と映画日記です。

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1秒から販売OK!フィールドレコーディングで録音した音を売る方法【オーディオストック】

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ハンディーレコーダーで録音したWAVデータを販売してみたら売れた話

機材費用捻出のため、ポータブルのフィールドレコーダーで収録した音を販売できるオーディオストックを試してみました。

売れたのか?どんなものが売れるのか?使った機材は何か?などなど体験を元に書いていきます。

ちなみに、バズメンくんは音のプロでもなんでもないです。ただの動画好き録音好きです。音楽家でも作曲家でもない人の音が売れる?そう思った方は是非最後まで読んでください。

販売したサイトはこの道の大手で安心感のある『オーディオストック』さんです。

 

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『録音から販売までの流れ』

販売までの流れを簡潔に説明します。

1:なによりもまず録音する音を探す(どんな音がよさそうか考える)

2:実際に録音する

3:PCに取り込んで、余分な音を削り、尺を適切に切り取りWAV方式で書き出す。

4:オーディオストックのサイトにログインして作ったWAVファイルを登録する。

5:タグ付けやタイトル決めなどをして売るための適切な文言を添える。

6:売れるのを待つ(またはSNS等で宣伝する)

ざっとはこんな感じですが、ここからもう少しこまかくそれぞれのポイントを見ていきます。

『売れたのか?』

ときどき売れています。爆売れではありません。ただ、アップロードした音の数の比率としては良好と思います。
売上は売れたものによってことなりますが、曲単位で購入してくださる方がいると一回のダウンロードで数百円。曲とはいっても、音楽のように5分とか作曲したものを売るのとは異なり、録音したものを少し編集しタイトルをつけるだけですので作曲の知識等は必要ありません。そして、それが1秒でもOKなのです。
また、ダウンロードし放題のユーザーの方が使ってくれた音源ですと、数円〜数十円というものもあります。

売れるとこんな感じでメールが届きます↓
ちなみにこの音は3秒程度の音で、販売価格は660円。そのうち手数料を引いた金額が引かれ211円が報酬になります。この音が最近繰り返し売れているので、音にも流行があるのだなと思います。

 

スクリーンショット 2024-07

ここで大事なのは長さではないということを書いておきます。
音楽だと数分単位で作ったものを販売することになるので、制作時間もかかりますし、なかなか対時間パフォーマンスを出すのは大変なことだと思います。
しかし、オーディオストックさんは音楽以外の音も販売してくれます。なので数秒でも売れるというのは費用対効果が高いのでありがたいですね。では次の項で最大の狙い目であるポイントを書いていきます。

 

『フィールドレコーダーならここを狙ってみるのもアリなのでは?』

ズバリ言います。オーディオストックさんで売るなら『効果音』が結構穴場だと思います。
効果音というのは、例えばゲーム内での動作音やアプリの起動音など様々な分野で使用される音のことです。ドラマや映画の効果音としてはフォーリーなどと呼ばれるものです。

この効果音をチョイスする最大の利点は・・・

「短くて良い」ということです。

たとえばゲームを考えてみると、コインをゲットする音だとか、ジャンプする音だとか、そういった一瞬の音です。僅か数秒、短いものでは1秒といった長さで音が売れます。これは音楽家ではない人にもチャンスがあると思います。
登録する音が短いので、作業時間も一つの曲(音)に対して短くて済みます。

 

実際にバズメンくんが登録して売れたものを比べてみると、数分の音楽として売り出した一曲よりも、圧倒的な作業時間の短さで作った効果音の方が数多く売れています。

曲をつくるのは本当に大変なことなので、やめました。
しかし、効果音は需要のある分野にうまくヒットすれば1秒から売れます。しかも同じ1秒が何度も売れることがあるので、ちょっと嬉しい気持ちに。

 

どんな音が売れるのか?

これはまだバズメンくん的には豊富にデータが取れているわけではないのですが、経験上だけでいうと二つのポイントがあるように思いました。

ポイントその1「時代を反映している音」

ポイントその2「普遍的な音」

「時代を反映している音」というのは、今まさに流行っているとか、これから一大ブームになりそうな音です。これはゲームが得意な人はゲームから、アプリ好きならアプリの動向をチェックすることで流行りをつかむことができると思います。「今」っぽく必要とされている音を見つけることができると、類似の効果音が売れやすくなると思います。

逆に「普遍的な音」というのは、クリエーターさんがいつも探している音です。ゲームであれなんであれ、流行り廃りなく常に使われる音とはなにか?ということを考えると「ピーン」とくることがあると思います。あるいは、日頃からゲームやアプリを作っているクリエーターの方々のSNSをフォローしていると、ヒントを貰える発言が見つかると思います。「〇〇の音は捨てるほど必要」というような会話を聞き逃さずに拾えると「なるほど」と気が付く音が生まれます。

あとは収録するだけ!

で、機材はどうする?

『オーディオストック用の録音機材』

バズメンくんは二種類のレコーダーを使っています。(各リンクはAmazonアフィリエイトリンクに紐付けしていますので、現在価格が気になる方はそこから飛んでみてください)

一つは『TASCAM(タスカム) Portacapture X8 32bitフロート 8トラックポータブルレコーダー』で本体だけでも録音できますし、さらにマイクを繋いでより複雑な音を録ることも可能な優秀なフィールドレコーダーです。品質も良く、良い音を求めるプロも使う機械です。

二つ目は『ZOOM ズーム 32bitフロートハンディレコーダー H1essential H1e』です。こちらはとにかく持ち出す手間がかからない激軽が売りのポータブルハンディレコーダーです。「今日は録音する時間があるかどうかも分からない、」そんなときでもとりあえずカバンに入れておくことができるコンパクトさ。その持ち出しやすさによって頻度が上昇。面白い音を録音するチャンスが増えます。

どちらも32bitフロートという録音方式を選択できるレコーダーなので、バズメンくんのような音のプロではない人こそ使うべき機種になっています。簡単にいうと32ビットフロートというのは、音の大きさ小ささ調整を厳密にコントロールしなくてもある程度良質なレベルで録音できてしまう神機能(録音方式)です。素人やアマチュアこそ録音機材は32bitフロートを選びましょう。

 

『録音した後、音の編集は何が必要?』

レコーダーで集音した音データはそのままではオーディオストックには売れません。適切な処理を施して初めて採用不採用の舞台に立つことができます。
では何が必要で、どにな処理を施せば良いのか?(そんなに難しくないので躊躇しないで平気です)

 

物理的に必要なものとアプリ

・PCやiPad等、取り込んだ音を編集する機器

・取り込んだ音を編集するアプリケーション(ソフト)

この二点ですね。
おすすめはMac使いなら『LogicPro』(買い切りバージョンがあるので最初だけ払えばオッケー。割とシンプルで直感的に使いやすい)というDAW用の音編集アプリ。お値段も手頃です。
Windowsの方はプロミュージシャンにも人気の『Pro Tools Studio 永続ライセンス(Pro Tools Studio Perpetual License)』 少々お値段高めではあります。

無料アプリにこだわるならDaVinci Resolveでも可能です。(動画編集ソフトですが、内部に音編集に特化したFairightという機能があり、そこで音をいじくれます。若干操作に慣れが必要かも)

どんな作業が必要か?

・適切な長さに音を切ること(長すぎる余韻や無駄な余白等を削る作業)

・音の大きさを整える(大きければ下げ、小さければ持ち上げて音を平均的なヴォリュームに整えます。前述の32bitフロート録音機がおすすめな理由です。)

・音の前後にフェードを入れ、音が突然ブチっと途切れて終わらないようにする。(アプリ上でフェードアウト等を適切な長さでいれることで調整できます。場合によっては意識しないと感じない程度の処理もあります。こちらもそんなに難しくない操作なので、アプリの使い方を一度覚えてしまえば大丈夫です)

・雑音を極力減らす(あまりに大きな雑音はデータとしてそもそもダメですが、微かにはどうしても雑音が入ってしまうのが録音の難しさです。しかし、高音や低音を少し切ったり下げたりする操作をするだけでグッと音がよくなることもあります。そういった処理を施してあげます。ただしやりすぎると過度の編集とみなされ、審査に落ちやすくなるので注意が必要)

調整が済んだらデータを書き出します。WAVデータとして書き出し、保存します。

オーディオストックにサインインし、アップロードしたらタイトルとタグ付けを丁寧に行います。目的のクリエーターさんに見つけてもらいやすくするためです。音に見合った言葉を考え、オーディオストック上でタグ付け作業をします。ここがすこし面倒に感じるかもですが、検索でうまくヒットされるように、丁寧に言葉をつけてあげましょう。

 

以上で完了です。あとはオーディオストックさんが「販売できるクオリティであるか」「売るに値する必要な音か」などを判断し、審査に受かれば販売開始となります。残念ながら全ての音が簡単に審査をパスするとは限りません。少しずつ慣れて、率を上げていきましょう。
バズメンくん的には、審査の受かりやすさも売れやすさも写真ストックよりも音のストックの方が良い印象です。両方やってみました(笑)
登録している画像数と音源の比較でいくと、圧倒的に音の方が売れています。ただこの辺は適材適所で個人差が大きいかもしれません。
(登録できる尺の長さや無音の調整幅など、細かな規約やデータの入稿アップロード方法等はオーディオストック公式サイトをご覧ください)

アップロードされたものが一度審査をとおり作品登録されれば、あとは自動で何回も販売ができます。さらに売り圧を強めたいかたはSNSなどで発信しても良いのかも知れません。
ということで、とりあえずオーディオストックのIDを先に作り、「今」どんな音が必要とされているのか、上位に表示されるストック音源をチェックしておくと良いかも知れませんね。
まずは諸先輩方がどんな音源をアップロード販売しているのか、チェックしてみましょう。あなたにとっての得意分野が見つかるかもしれません。
オーディオストックのサイトはこちらからどうぞ↓
Audiostock 効果音BGM使い放題サイトへ

さて、今日は作曲家、音楽家でなくても自前の音を販売できることを書きました。
では、また。

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