ここが違う!TASCAM Portacapture X8とX6の機能の違いと選び方
ハンディレコーダー タスカム X8とX6の大きな違い3選
フィールドレコーディングや楽器、ライブ収録、インタビューなどに使えるTASCAMのレコーダーPortacapture X8とX6。今日はこの2つのレコーダーがハード面でどのような差があるのか、大きな違い3選をお送りします。まだ手にしていない方は選択の参考にしてください。
その1『プラグインパワー対応のマイク端子が違います。』
X8は上部に最初から付いているマイクの端子がプラグインパワー対応の端子です。(入力1、2に割り当てられているLRマイクの部分)ここが取り外し可能で、マイクを外すとLRに分かれた二つの端子をステレオ3.5mmのジャックで接続して使えます。
X6はEXIT INがプラグインパワーのチャンネルです。
なので、x8とは異なり、3.5mmの入力穴がひとつのタイプです。(よくイヤフォンジャックで使われるような穴ひとつのタイプ)
これが結構な違いで、一概にどちらが良いとは言えないのですが、よくある一般的なECM(エレクトレットコンデンサーマイク)やラベリアマイクを繋ぐ頻度が多い方はX6のEXIT INを使う方が楽かもしれません。一本のジャックを一つの穴に挿して使えるタイプです。
一方でX8はLとRに分かれた入力端子が唯一のプラグインパワー対応になっているので、何かの方法で線を二股に、LRに分ける必要があります。(*別にEXIT INの端子もあるのだけど、X8はこのチャンネルがプラグインに対応していませんので注意)
逆に珍しいパターンかもですが、バイノーラル録音に使うマイクで『ラディウス radius RM-ATZ19 イヤホン型バイノーラル録音マイク』のような立体音響マイクは元々がLRに分かれたケーブルジャックですので、そのままX8の入力1、2に2本ジャックを差し替えれば使えます↓
ということで、ご自分の使用する予定のプラグインパワーが必要なマイクに合わせて選んでください。
大きな違いその2『Portacapture X6はコンボジャックではない!X8はなんでも挿せるコンボジャック!』
ここ、大きな差ですね。X8はコンボジャックです。これはほとんど一般的なジャックであれば大体なんでも挿せる入力端子です。しかも合計4チャンネルがコンボジャックです。これにより、楽器からコンデンサーマイク、ダイナミックマイクまでなんでも来いです。XLR キャノン /TRS フォン/ シールドなどをそのまま変換なく挿して使えます。
一方、X6はXLR専用の端子がチャンネル3、4の二つあるのみです。なので、XLR以外のマイク、楽器等を使うには変換が必要なチャンネルとなっています。
ここはかなり大きな差なのでよく考えて選んでください。端子の形状の違いで録音へ持っていく機材も追加で変わります。
大きな違い、その3『本体トップのマイクが取り外せないX6と交換可能なX8』
X8でいうところの入力1、2は別のマイクを自分で用意して交換することも可能です。上のバイノーラルマイクで紹介したようなマイクが良い例です。
また、基本でついてくる純正マイクも角度を二種類変更できます。よりワイドな範囲を集音するAB方式の向きと、もう少しセンター寄りの音に集中して録音するXY方式。二つの角度に調整可能です。
一方でX6はこの本体上部のマイクは固定で取り外すことはできませんし、角度も調整できません。(ご指摘いただき訂正します。取り外せませんが回転させてAB,XYには変更可能でした。お詫びします)
ということで、タスカム純正マイクのまま使うか、音質や用法に合わないシーンではこのチャンネルをミュートするしかないです。
以上がハード面での大きな違いでしょうか。価格差なども考慮にいれてご自分にあったフィールドレコーダーを選んでくださいね。
参考価格ですが、大体X6が39800円、X8が52000円ほど。
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では、よいレコーディングを〜
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