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【アマプラ映画レビュー】ワンダーウーマンが予想以上に面白い件

アメコミファンではなくても楽しいワンダーウーマンはここがすごい

映画ワンダーウーマンはアメコミが原作のハリウッド大作映画です。さすがにお金をかけているだけあり、絵が綺麗。CGのクオリティがとても良いです。前半には絵画をCGへと変換したような独特の表現も試みられ、好感が持てます。CGと現実世界と思わせる映像(これもCGかもしれない)のマッチングもうまいです。しかし、まず先にちょっと気になった点をいくつか挙げます。
*場面設定など一部ネタバレもありますのでご了承ください。

 

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ちょっと気になった点

前半、主演女優の剣を使ったアクションがいまいち。ただ後半はそんな汚名を取り返すアクションシーンもたっぷりあります。それと屋外で鍛えあっているはずなのに、一人だけ肌が綺麗すぎる。汚れないし日焼けしない。

そして、主人公たちがアマゾネス的な半裸で生活している夢の孤島から、大都会ロンドンへ船で行くのですが、いかにしてそこへ辿り着いたのか一切説明がない。気になる。
しかし、そんなことを気にさせないほどロンドンの街の映像が綺麗です。ファッションも良いし、宮殿のセットも軍本部の調度品もパブの内装もお金が掛かっていて、クオリティがめちゃくちゃ高い。大作ゆえの見どころでは済ませられない力の入れよう。
大戦時の格好をしてメガネ姿のワンダーウーマンがめちゃくちゃ可愛いのですが、そのシーンが短いのが非常に残念。

このあたりは時代錯誤しているワンダーウマンの価値観のギャップで笑わせます。

 

ロンドンの場面から戦場までのシーンは素晴らしい

ロンドンのシーンは映像に隙がなく、街も人も細かなセット、備品も見飽きません。そして、戦場へ向かうのですが、戦地もダンケルクと入れ替えても違和感がない場面もあるほど良くできています。うっすらブルーグリーンが乗ったような色味も美しい。
ヒーローものというより歴史サスペンスの質の高さが画面にあります
脚本も良くて、突然ワンダーウーマンが戦場の荒野に現れるシーンはカタルシスがある名場面。過去の世界大戦と主人公の桁外れの能力がある戦闘も見せ方が面白い。脚本と場面作りが楽しくて、笑っちゃいながら感激して観ていました。

ちなみに脚本はセックス・アンド・ザ・シティのアラン・ハインバーグAllan Heinberg)さんだそうです。監督はパティ・ジェンキンス(Patty Jenkins)で、アニメからの映画としても女性監督としてNO1ヒットになったそうです。(wikipediaより)

 

総合的印象

全体としてセンスが良いです。エンディングの歌にまで隙がなく、特に後半は大円団を迎えるまで目が離せない作り。あっという間に終焉まで行きます。絵もストーリーもCGもよくできているのでこの作品は他のDCコミックスの映画やマーベル映画と比べる必要もなく、誰でも単体で普通の映画として楽しめます 

原作アメコミ系の映画に抵抗のある人にこそ観てもらいたい非常に楽しくよく出来た映画でした。

現在(2022/12)この作品はアマプラで視聴が可能です。まだ未視聴の方は是非Amazonプライムビデオで『ワンダーウーマン』をチェックしてみて下さいね。

もう一本見るならおすすめは→『マイティ・ソー バトルロイヤル』
こちら、タイカ・ワイティティ監督作品で、まず音楽が最高!カタルシスのあるロックバンドの名曲が使われています。バトル場面が最高に盛り上がるギターと叫び声!気になる方はぜひ観て興奮して下さい。最高です。こちらもアメコミファンではなくても楽しめる一本です。

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