初心者バズメンくんのカメラ実験と映画日記です。

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【NemのOpenApostilleやCopyrightBank】映画上映権やミュージシャン、著作権の関係

最近発展や開発の目覚ましいネム界隈のブロックチェーンアプリケーション。

その中でも目を引くプログラムが、オープンアポスティーユやコピーライトバンクといった著作権管理系のもの。
これは直ぐさま実用可能な案件が多そうです。

 

著作権や証明管理にみるブロックチェーン・仮想通貨の活用事例

著作権と言えば、絵画や音楽、映画など普通の人々にも身近な問題。

今回はその中でも映画やDJというジャンルでこの技術の有用性をみたいと思います。

 

というのも、映画には製作者等が持つ著作権以外にも配給権や上映権といった別の権利があり、その管理が複雑。DJは複数の曲を跨いで音楽をかけることが多いので権利にはシビアになる。

 

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ブロックチェーンが直ぐにでも映画界に流用できる理由

たとえば、ある映画を上映したいという小さなグループがあったとして、その映画が古い作品だったりすると「上映権」を持っているのが誰なのか探すのが厄介なことがあります。

 

写真家が自分の作品に持つ永続的な著作権と違って、映画には上映権というものがあります。上映権では様々な期間や上映場所等を設定し、制約を課すことが出来ます。

映画のフィルムはそれを買っただけで上映できるものではなくて、期間や上映場所等を契約することが多いのです。

 

一例

「七人の暗号通貨」という作品があったとします。

ある映画愛好会がその映画を上映したいので、配給会社や製作者からフィルムを買うか、レンタルをします。

その時に「2017年から2018年までの上映期間」「上映場所は映画館以外(例えばギャラリーとか公共施設)に限定する」等の契約をします。

これで上映権の獲得をするわけです。

 

この時にフィルムがレンタルだった場合は返却するのでまだ良いのですが、購入した場合は後々フィルムの持ち主と上映権の持ち主の解離が発生します。

 

上映権の切れた映画のフィルムをどう管理するのか。

 

これにブロックチェーン技術は応用がきくと思います。

 

ブロックチェーンの台帳で映画上映権をスマート管理

ブロックチェーンであればネットの台帳上に「いつからいつまで」「誰が」「どんな場所で」上映する権利を保有しているか、ということが公に明らかになります。

 

これは自主上映をしたいというグループからみても有用だし、著作権をもっている制作側にしても管理がしやすい。

 

NEMというブロックチェーンプロトコルでは既に、Open Apostilleが開発されていて、ネットの公な台帳上に権利の所在を表記できます。

 

これを使えば、上映権の期日を限定したやり取りがペーパーレスで可能だし、誰がいつまで権利を有していて、どこで上映が行われたかを第三者も把握できる。(あれは違法な上映だったなど)

配給会社ならいざ知らず、一般では追いかけ辛い上映権の移り変わりもチェックしやすくなります。

 

東京の高円寺の小さなギャラリーで行われた「七人の暗号通貨」を自分の地元でも上映したいと思った場合、ネムのopen apostilleやcopyrightbankをチェックすれば直ぐさま権利の持ち主を確認できる。そういう使い方が可能です。

 

履歴の追従も簡単なので、「地元で最後に上映されたのはいつか」「関西地方での上映回数」といった情報も直ぐにとることができます。

マイナーな作品ほどその効果を発揮できるのではないかな。

 

ゆくゆくは上映前の「東映」と並んで「Nem CopyrightBank」等と表記される日が来るかも。

 

DJの場合

同じように、DJ界では音楽の著作権そのものを管理するというよりも、「演奏権」のようなものや「再生権」「使用権」の期間管理や権利状態の把握に便利なのではないかと思います。

 

DJ界では「誰々の曲をライブでかけられる権利」というのは既に存在しているし。これをもっと細かく指定することも容易。関西ではDJbtcmenが権利を持ち、関東ではDJライオンさんが持つなど。

 

ミュージシャンがライブでカバー曲を演奏するのにも役立ちます。

一曲一回のライブ演奏する権利をネム上の証明で行い、代金はXEM(ゼム)払いで作曲者へ送るというのは非常にスムースなやり取りだと思う。

しかも作曲者がxemを受け取ったら、相手の端末にコード進行表などをオンラインで表示できるようにするとかも可能。

 

これならミュージシャンやDJがライブ当日に演奏権を購入することも充分考えられます。ステージの雰囲気に合わせて曲を選び、その場で権利を買えるって素敵じゃない?

 

帰り際にお客さんが「あの曲はだれのですか?」という質問をするとQRコードでアポスティーユ情報を渡せたり、感動した人がその場で作曲者にチップを送ることもタイムレスで可能。

 

暗号通貨だけではないブロックチェーンの楽しい未来が見えて来ました。

投機に飽きた方はブロックチェーンで映画・音楽事業を始めてみてはいかが?

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