ヤフオクのID停止をなんとかする
どうしよう、ヤフオクID停止されてしまった!!
ないにこした事はありませんが、まれにミスを放置していたりするとあるんです・・
ヤフーオークションのID停止が。
ビックリしますが、起きてしまったことはしょうがない、なんとかする方法を御紹介します。
一般的に、なぜヤフオクのIDが停止されてしまうかというと、
・ルール違反を繰り返した。
・不適切な出品物を出品した。
・詐欺行為などをはたらき、クレームが多数寄せられた。
・出品している商品に対して、製造元やブランドなどからクレームが入った。
等様々な理由があります。
詐欺行為や偽物を販売していた場合等、悪質で自意識のある行為については救いようがありませんが、場合によっては知らずにルールを破っていた場合や、よかれと思った行為が製造元からのクレームになってID停止に成る場合もあります。
今回は、私が相談を受け、実際解決に至ったID停止の事例を御紹介致します。
相談主はヤフオクのオークショニストとしては出品だけでも評価1000以上のベテランでした。
ただし、ネットなどにはうとい方で、パソコンの相談を受けたこともありました。
そんなKさん(仮称)でしたが、商売のセンスは抜群で中古の服から雑貨をメインにばんばん売りまくって大分稼いでいました。
数年調子良く稼ぎ、順調にオークションを楽しんでいたある朝、いつものようにヤフオクのマイオークションリストをチェックしようと、パソコンを立ち上げました。
ところが、ヤフオクの画面にはなるののですが、数百あった出品物が「出品中の商品はありません」になっています。
寝ぼけているのかな?と思い、もしかしたら出品終了になり再出品待ちの状態になっているのかもと、「出品終了分」もチェックしましたがそこにもなにもありません。
あれ?!と思いましたが、メールをチェックしてみると「ヤフオクIDの停止」という連絡が来ているではないですか!
遂に来たIDの停止
しかし、メールには細かな理由は記載されておらず、
「規約に違反したため現在IDを停止しております」
とのこと。
それに対しての問い合わせ先が載っている程度で、具体的にどうしろとかの表記はありません。
そもそもKさんには何が起きたのか自分でも分かっておらず、私にヘルプの連絡が入ったのです。
私は放っておく事も出来ずKさんの自宅を訪ねました。
それで、もう少し詳細を聞いて行くとどうやら
IDの停止を受ける前にいくつかの警告があった
ということが判明しました。
私も前々からKさんに注意はしていたのですが、Kさんは後年出品物に対して直接関係のないブランドの名称や、雑誌名やスタイリストの名前を記載する方法で出品していました。
例えばバスケットを出品したとして、タイトルに「バスケット 手編み 竹 天然生活 クウネル アルネ ソニア」(*これはあくまで例えの雑誌名等で、実際のクレームとなった企業等ではありません)などのように後半はイメージする雑誌やスタイリストの名前などを記入していました。
この方法はじっさい閲覧数が増えて、落札にもつながることからKさんが好んで使っていた手法ですが、実はヤフーの規約にも違反する行為であり、なによりもヤフーにクレームの入り易い案件なので心配をしてはいたのですが・・
やはり、ある程度売れてくると、毎月目標金額以上に売りたいという思いがKさんのような事例を生んでしまったのです。
実際この停止を食らう前に、Kさんの出品していた幾つかの商品はヤフー側に取り消されてオークションから消されるということが起きていました。
つまり、警告は来ていたのです。
しかし、Kさんはあまりそれを深刻に受け止めておらず、タイトルを少し変えれば出品できることから、同じ様な方法で出品を繰り返していたようです。
この警告による出品物単体の削除はヤフー宛にどこかのブランドや企業、個人から苦情が入って起きるのか、それともブランドを守ることに重点をおくという立場からヤフーが率先して発見次第削除しているのかは分かりません。
しかしながらこの警告を何回も無視して繰り返すと、本ちゃんの「ID停止」が来るんですね。
それでもまぁ起きてしまったことはしょうがない、反省したうえで、これをなんとか解決しなければいけない。
Kさんは、あまりにビックリしたので停止を受けた後、直ぐさま担当宛にメールを送り、IDを復活させて欲しいと訴えました。
しかし、このメールも第三者の立場から読んでみると、非常によろしくない、幼稚で一方的な内容でした。
私は、(ヤフー自体がそうだとは言ってきませんが、)前述の出品方法を改めさせることが今回のID停止の要だと判断しました。
ですので、そのことを十分に反省したメールを作り、送り直すことで解除を早めるしか方法はないと思いました。
ここではっきり言っておきますが、
ヤフオクのID凍結を解除する唯一の方法は
「反省とメール」だと思っています。
そもそもメール以外に用意された窓口はほぼ皆無といってもよいでしょう。
結論から先にいってしまいますと、この二回目のメールを送った二日後にIDの凍結は解除されました。
メールの内容については、まず
「自分がなぜ注意を受け、停止されたか自覚し、深く反省していること」
それから
「担当の方に迷惑をかけたことをひたすら謝る」
という二点を重要視しました。
Kさんの慌てて送った一通目のメールは、「ヤフオクが使えなくなり非常に困っている」だとか、「一刻も早く」だとかの自分本位なフレーズがあるばかりでしたので、二通目のメールではこの点を改め、一通目の失礼をお詫びする文言も入れました。
「自分に非があるにもかかわらず、あまりのショックに気が動転し担当者様には大変失礼なメールを送付してしまいましたことをお詫びいたします・・・」
といった具合に。
それから、このメールを読んでいるヤフオクの担当者さんのことを頭に描きました。
きっと何百何千というメールを毎日読む仕事で、結構キツいだろうと想像しました。
なので、
こちらの「失態や違反のせいで担当者様の仕事を増やし、また迷惑をかけてしまい大変申し訳なく思い反省しております」
という趣向の文を盛り込みました。
担当者はもしかしたら、ブランドや企業からのクレームも対応しているかもしれないのでその点も踏まえた反省を書きます。
しっかりと自分が何の違反で停止を受けているか自覚していることを表明します。
今回の件では、商品とは実際関係のない企業名やブランド名を記入していたことを詫び、その理由についても書きました。
「ヤフーオークションが好きで長年愛用してきましたが、いつしか楽しかった初心を忘れ、売る事ばかりに目をとられて、売れない事をプレッシャーに感じてしまいルールを破ってしまいました」
この自分の停止された理由とそれを自覚して反省している姿を文字でみせることができれば、解除への道は開かれるように思います。
これがズレていると、この出品者はまた直ぐに同じ違反を繰り返し、また企業からクレームが来て、処理する側の仕事が増えると思わせてしまうと逆に解除への道は遠ざかると思われます。
停止されないよう日々注意することは勿論最重要ですが、もし凍結されてしまった場合は以下の要点をまとめたメールを送って解除出来る様に努力しましょう。
ヤフオク凍結解除:メール要点
・自分がなぜID凍結されたかの理由を自覚し、認める。
・その認めた反省点を二度と繰り返さない宣誓に近い文章を織り込む。
・担当者様の仕事を増やしてしまったことを詫びる。(ただでさえ彼らは何百通も毎日メールチェックしなければならない、ということを意識して書く)
・早く解除して欲しいからといって、決して自分本位にならず、一方的に解除を急かすような文言はさける。
あとは、待つのみ。
(Kさんの場合は二通目のメール後二日で解除されました)
と、いうことで一番大事なのは凍結されないことにかわりはないのですが、この事件をきっかけにひとつ考えなければいけないと思ったのは、「あるものに頼りすぎると、それが失われた場合自分もゼロになってしまうかもしれない」ということです。
Kさんの件ではKさんに非があるので致し方ありませんが、もし何らかの理由でオークションが停止または廃止(ヤフオクが潰れることだってあるかもしれない)に成った場合、全てがゼロになってしまうのは恐ろしいことです。
それ以来考えたのは、ヤフオクが何らかの理由で閉ざされたときにでも自分の商品の販路を持っておくという考えです。
些細でもよいからネットショッピングのサイトを作っておくとか、別のオークションも登録しておくとかそういったことです。
ということで私のオススメは自分のECサイトまたはブログを作っておく(準備しておく)
オークションの出品時に丁寧に撮った写真は間違いなく財産です。
捨てずにどこかに保存しておきましょう。何百何千の商品の写真をとる仕事量って半端ぢゃないですよ。
その財産を利用して、ブログを立ち上げて時々でもよいので好きなジャンルの記事をUPしていけばもし、ヤフオクをたたむことになったとしても、別のルートを作り易くなります。
最近なら無料のサーバーを借りてカッコいいページが以外と簡単に作れます。(ワードプレス wpを使うのがスタイリッシュで便利)
勿論ココログとかシーサーブログとかでもいいですが、独自サイトにした方がゆくゆくはプラスです。
宣伝抜きでもオススメできるのはこのサイト バズメン でも使っているエックスサーバー
です。
サポートもしっかりしているし、初心者にも優しく、ネットの冷たい感じを払拭する良い会社が運営しています。
少し将来を見据えて考えてみて下さい。
*この記事は実体験を元に書かれているとはいえ、推測の域をでない考察や理論に基づいて行った行為の結果に過ぎず、ヤフーに確認を取ったものではありません。
また、必ずこうすれば成功するという類いのアドバイスではありません。
あくまでも一例として参考程度に読了して頂き、個々の事例やケースについては、それぞれが自身の責任でもって判断し実行して下さい。
メールによるID凍結解除の行為について、当方は一切の成果の保証をするものではありませんし、その行為によって起きる結果について、いかなる責任も当方は負いません。
当サイトはあくまで個人の主観的な体験を記したもので、100%誰でも成功する方法を確約するものではありません。ご了承のうえ御自身の責任でご利用下さい。又記事情報が古い場合もございます。必ずヤフオク公式サイト等で最新の規約を確認し、ルールにそってご利用下さい。また、古物の買取には古物商の免許が必要な場合があります。
ブログ拝見いたしました。
ヤフオク出品を初めて3ヶ月ほどです。
現在2度目の出品制限にて、今後解除されることはございません、とのメールが来てしまいました。
2回とも著作権侵害にあたるのですが、どちらも知らずのうちに(判断が難しい)出品してしまい、ある日いきなり取り消し→出品制限になった次第です。
どこのサイトをみても、永久追放からは抜け出せないと言われてます。
もう無理なのでしょうか?
落札も入札も今まで一件一件非常に誠意をもってこなしてまいりました。
ショックと不安でスマホを手放せられません。
アドバイスしていただければ嬉しいです。
こまめさん、コメントありがとうございます。気が付くのが遅くすいませんでした。
3ヶ月で二回目。運営から「解除は無い」とのメッセージが来ているとするとかなり厳しい状況かもしれませんね。こちらも二回目の経験は周りにもいないのでアドバイスしずらいのですが、
ダメもとで謝罪のメールを誠意を込めて送ってみても損はないかもしれません。ただし自分の言いたい事を書くのではなく、自分がクレーム処理担当者だったらどんな風に謝られたら許すかを念頭において下さい。担当者に迷惑を掛けた事、仕事を増やして申し訳ないことなどを書きましょう。そして自分の非を認めつつも、初心者だったこと、ルール違反の区切りを見誤ってしまったことを謝罪しましょう。
可能性は薄いかもですが、謝罪メールを送りつつ別のヤフーIDを取り直すことやメルカリ、ebayを始めることなども視野に入れて行動してはいかがでしょうか。ネット上にも二回目のバンを食らってしまった人は少ないと思うので、大変ですね。ただヤフオクが全てではありませんから気を落としすぎませんように。
あまり助力になれずすいません。