初心者バズメンくんのカメラ実験と映画日記です。

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SUPで釣り?サップフィッシングのやり方をルアー釣りの師匠に聞いてきた

初心者が最初に聞きたい『SUP Fishing 8つのポイント』

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じわじわと密かなブームが来ているSUP釣りをご存知でしょうか?
スタンドアップ・パドルボート。またの名をサップ。
海の上でサーフィンの様な板に立ち、オールでレレレのおじさんみたいに海面を漕いでいる人を見たことがないでしょうか?

あれが、サップです。

そのサップを波乗りなどに使うのではなく、フィッシングに使う人が増えているそうです。

早速、知人の魚釣り大好き人間であるルアーフィッシングの師匠に聞いてきました。

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SUP FISHINGってそんなに凄いの?チマチマ岸壁でルアーを投げるより、サップで爆釣するって本当?

実際に釣りに行った記事も追加しました↓↓。よろしければこちらもご覧ください。
SUPでイナダを釣る方法。実際試したサップ・フッシング(ルアー編)

 

釣り師匠に聞く質問コーナー

質問1:本当に釣れるのか?

釣れます!岸壁からルアーを投げていたのがバカバカしくなるくらい釣れます。もちろん、潮の具合で釣れない日もありますが、圧倒的に岸壁からのルアーフィッシングよりも釣れます。はっきりいうと素人でも釣れる確率がぐんと上がります。

質問2:サップは難しくないか?

サーフィンと勘違いしている人が多いので、説明しますけどSUPはスタンディング・パドルボートといって、元々は立った状態で乗る様に設計されたものです。なのでサーフィンより圧倒的に安定しています。普通のサーフボードは板の上に立つことすら難しく、素人ではほぼ無理でしょう。
その点サップは元々の成り立ちが立ち漕ぎです。しかもその上に座って釣りをするので、より安定します。
形は似ていますが、波に素早く乗るためのサーフィンとは全く違う乗り物だと思って下さい。

 

質問3:実際にはどの様に釣りを始めるのか流れを教えて下さい。

まず、ポイントとしてはSUPを何で運ぶか、というところから始まります。

荷物の運搬について
車で海岸まで携行するのが一番オーソドックスで、利便性が高いでしょう。サップにもいろいろなタイプがありますが、おすすめは空気を入れて膨らませる仕様のサップです。このタイプは通常、大きめのリュック(約90x50x20)に入るくらいに小さくまとめることができます。
イメージとしては登山や長期海外旅行に行く大きめのバックパックと思えば良いでしょうか。それにパドル(漕ぐためのオール)と釣具他が荷物になります。女性一人で運ぶにはきついので、電車なら降りてからタクシーとかバス、車が必要かもです。

海上で二人乗りが可能なサップを選び、二人で必要な荷物をシェアしあうと効率が良いです。

しかも、日本のサップには波で遊ぶのがメインではなく”釣り”に特化して作られたサップがあります。

 

『釣りに特化したフィッシングモデルのサップ』(ここはちょっと宣伝です)

 

例えばpeaks5 から出ている フィシングモデル「KAMAHELE」と ラハイナフィッシングモデルを紹介します。

写真(楽天です)を見比べて頂きたいのですが、釣りに特化したkamaheleではスタンダードモデルと異なり縁に特殊な加工がされています。
この縁のふくらみのおかげで、板上に水が入りにくくなっています。寒い時期に助かる他、荷物のホールド力、ルアーの付け替えなど細かな作業もしやすくなります。荷物積載用のバンジーコードが前後ろの二箇所に設置されているのも釣行には便利です。

fishing model KAMAHELE→日本で生まれたフィッシングモデル サップ Peacs5 Kamahele

一方で、釣竿を立てられるロッドホルダー付きサップ ラハイナフィッシングmodel→SUP サップ インフレータブルパドルボード フィッシング 釣り用SUP

こちらは釣竿をサップ上に固定できるのでルアーの交換や餌釣りでの餌付け、休憩などにも安心して釣りができます。

 

 

出航について教えて下さい。

海岸や駐車場等でサップを膨らまし、いよいよ釣りに出ます。
初めてサップを買うときは必ず空気を入れる専用のポンプがセットで付いているものを購入しましょう。まぁ大体は手動式のポンプやパドルがセットになっていますが。中古品のオークションなどでは本体のみの場合もあるので注意が必要です。
贅沢で楽をしたい人は電動のポンプを買うという手もあります。膨らます手間と労力が省けるのでその分釣りに体力を使えます。まぁ、5~10分で膨らませるので最初は手動で十分だと思いますよ。

 

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サップ上での行動は?

釣具はサップ上にネットで固定する方法もありますが、細かな物はライフジャケットのポケットや小さなウエストポーチにしまいます。頻繁に使う道具をそこ入れておくのが良いと思います。主な道具は交換用のルアーと針はずし、ペンチなどで、他にちょっとした食べ物や水分、防水のスマホなどがあると良いです。

サップが安定していると言っても、海上は波があり揺れます。ですので細かな作業はなるべく減らし荷物も不用意に増やさない方が賢明です。

釣り場にもよりますが、ものすごく沖へ漕ぎ出す必要はありません。岸壁から確認すると分かりますが、人が一生懸命投げて届く辺りにも魚はいます。岸壁の目の前は人気(ヒトケ)があり魚が近付きにくいからです。パドルで10分も漕げば十分沖に出ることが可能です。そこからさらに投げるだけで、岸壁から釣りをしている人よりも有利になるということがSUPフィッシングの一つの強みです。

また、SUPでは漕いで魚影の濃い場所に移動しながら釣りをすることもできます。ポイントを見つけられらば目の前を小魚の群れが回遊しますから。

 

魚が釣れた場合

質問5:釣りの始め方については良く分かりました。では、魚が釣れた場合はどうするのですか?どの様に魚を持ち帰るのでしょうか?

陸で行う魚釣よりも良いなと思う点の一つなのですが、釣り場を汚さなくて済みます。サップではすべての動作をパドルボート上で行います。釣れた場合は手元までリールで巻き取り、タモで捕獲。針を外します。多くの人が利用するのは魚の下顎にワイヤーを引っ掛けて魚をキープする方法です。(フロートストリンガーという)このワイヤーに引っ掛けた魚はサップの後方に付いている金具からぶら下げておくので、魚は海水に漬かったままです。陸に上がるまで海水に漬かっているので血の処理やバケツの水交換などをする必要もありません。
ただ、夏場の釣行では海水温が高くなる場合があるので、長時間続けないなど多少の気遣いは必要になってきます。
ちなみにこの釣り方でスズキ(シーバス)を3本、イナダ(ブリの子)を3本とか持って帰れます。あっ、でもサメが出る海域ではダメですよ(笑)

ストリンガーの写真↓↓

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質問6:すごい! 非常に釣りに行きたくなってきました。でもどうやって魚を見つけるんですか?

魚の見つけ方

狙う獲物の種類にもよりますが、お金がある人は魚群探知機を使う人もいますね。でもまぁ、そんなことをせずとも潮と時間、海上をよく見れば居場所が分かる魚もいます。

スズキとかイナダは海面を泳ぐ小魚を狙ってくるので、早朝などの活性が高い時間は海面がバシャバシャと賑やかになり、鳥山が立ちます。その近くを目指してパドルを漕げば良いので岸壁よりも釣果が上がります。だって、魚の群れに近付いていけるんですから。

 

質問7:確かに「魚に近付いて行ける」というのは惹かれますね。では、片付けはどうでしょうか?大変ではないですか?

片付けについて

SUPはハワイを始めとする米国やオーストラリアでは大分前から盛んで、改良も進んできました。最近のサップは3気室に分かれているものなどもあり、空気を抜く弁もスムーズに動作するものが多いです。海岸に上がる前に海水でざっと汚れを落とし、車のそばで空気を抜きます。あとはタンクの水をかけるか、家まで持ち帰ってからホースで洗います。
通常の浮き輪を使った海水浴の型付けとほとんど変わりません。ちょっと大きくはなりますが。

 

質問8:もう、釣りに行くしかない気分ですね。最後になりますが、他に注意する点はありますか?

サップ釣りの注意事項

・諦める気持ちも持つこと。
釣れない日もあります。夏の長時間の釣行は太陽に照らされて体力を奪われやすくなります。水上ではちょっとした不注意が事故に繋がりますから諦める気持ちをきちんと持ち、余裕を持って陸へ戻る様にしましょう。

・水上は陸よりも危険が多い
天候が悪い場合や雲行きの怪しい場合、体調が不安な場合は絶対に海には出ない様にして下さい。ちょっとした気持ちの緩みが無謀なチャレンジになり事故に繋がります。
それから不注意で海中へ落ちたりした場合を考えて、必ずライフジャケット(救命胴衣)は着用しましょう。
他にも潮の速い場所や沖へ沖へと進む海流が起こる場所など海は危険がいっぱいです。最初は一人で行かず、慣れた人と行くなど適切に行動して下さいね。地元の人から海の情報を得るのも有用です。パッと見では分からない潮の危険がありますから。
それから出発する前に海の安全知識と情報などを学習しておくことも必要です。様々なサイトがありますからチェックして見て下さい。

とはいえ、万全に整えればそんなに心配し過ぎる必要もありません。ルールと知識、経験が揃えば楽しく釣りが出来ます。

それに、乗合(大人数で一隻の船に乗り釣りをする遊漁船)でかかる金額を考えればサップ本体の元を取ることも早いですよ。最初は出費がかかりますが、繰り返し使えるサップはコストパフォーマンスが良いと思います。慣れればサップで真鯛を釣ることも出来るし、ヒラメも狙えます。マゴチなどは引きの楽しみが少ないので「ぁーまたか」というくらい釣れる日もあります。

質問者;今日はいろいろ教えてくれてありがとうございました。次は釣った魚の料理方を教えて下さい。では、夏の海で会いましょう!

 

よりエンジョイするためのサップフィッシンググッズ 有用リスト

・魚捕獲用ワイヤーフック(フロートストリンガー)
・魚群探知機→BIG CATCH 大漁くんデラックス 携帯型魚群探知機【送料無料】
・エアーポンプ車載電源用→キャプテンスタッグ SUP_エレクトリックエアーポンプ US5021
・コンパクトなタモ網
・ライフジャケット→フィッシング用ライフジャケット オーシャン BW-2003型 ブルー

といったところでしょうか。

まぁ、実際にはかなりの軽装備で釣行可能ですので全てを一気に揃える必要はないと思います。まずはサップと釣竿で始めてみてください。

 

追記:実際に釣りに行ってみた記事↓↓
『サップ・フィッシングでイナダをつったよ』

Category : その他

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