初心者バズメンくんの実験日記です。

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HDRとは?HLGとは何なのか?S-LOGとの違い色測定とは?

スクリーンショット 2020-11-16 21.34.35

HDRで撮影始めたけど、HDRってそもそも何よ?

バズメンくんが気になった撮影・映像関係のトレンド的なワード『HDR』とは一体何なのか、調べてみました。全然理解が及ばないところだらけですが、現状で何となくバズメンくんが「こういうことじゃないかな?」と勉強し始めたことを書いて行きます。

 

まず、言葉の整理から。

HDRとはハイ・ダイナミック・レンジの略称

HLGとはハイブリッド・ロング・ガンマの略称

SQとはパーセプチュアル・クアンタイズの略称

要約すると・・「HDR」で撮影し→「HLG」もしくは「PQ」で出力→映画館・放送等で視聴者が見る。

それぞれの成り立ちと意味

HDR→従来のSDR(スタンダード・ダイナミック・レンジ)つまり、これまで標準だった映像の幅よりも、ハイレベル(情報が多く収録できる)なレンジ(幅)で映像を記録・再生する規格

で、その方法として以下の二種類が対応して開発が進んでいる。それがHLGとPQ方式

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HLGとPQ方式とは

HLGは、日本の放送機関であるNHKとイギリスの放送協会BBCが共同で開発した方式。
一方でPQ方式はアメリカのドルビー(良く映画館で聞くあのドルビー)が注力する方式で、ポストプロダクションでの色調整を念頭においたもの。こちらの規格の方が先行して開発が進んでいた。

この二つの方式は何が違うのか?(HLGとPQ方式の違い)

HLG→生放送等の撮って出しに向いていて、編集プロダクションを通さなくてもそれなりに美しい映像(カラー調整を施さなくても)を提供できる。つまりニュースや中継の多いNHK・BBC向き。

PQ方式→編集プロダクション、ポスプロでのカラーグレーディング等を念頭に置いているので、製品版(映画のブルーレイだとかに重宝する。つまり、ドルビーの主力である映画や映画から派生する配信やブルーレイ等に優位。

違いはなんとなく分かった。ではこの二つが撮影時のHDRとどう関係してくるのか。もう少し詳しくみてみる。

 

一般利用者とHDRの関係性

簡単にいうと「レンジの広いハイダイナミックレンジ(HDR)で撮影したものをHLGやPQで出力する」
二つの方式ともHDR対応の開発が進んでいる。HDRは広い明かりの範囲を持ち、色域も広い。SDRよりも白の限界点と黒つぶれと言われる黒の限界点までの範囲が広く、これまでであればどちらかに合わせれば逆サイド(白に合わせれば黒が潰れ、黒に合わせると白が飛んでしまう)が消えてしまう情報も同時に収録できる。

民生機としても一般の映像制作者むけにHDRに対応したモニターなどが2020年には売り出されていて、既に一般への普及活動が始まっている感じはある。フルミラーレスのハイエンドカメラではHDRに対応した収録方式が搭載されている。このカメラで収録された映像がHDR対応のモニターで映されると美しく表示される。(撮影時との齟齬なく)
*ちなみにバズメンくんが2020年から使い始めたSony α7iiiもHDR収録が可能。カメラ設定からピクチャープロファイル(pp10)を選択する。

しかし、まだまだ大多数の一般家庭にはHDRのモニターは普及していないのでHDR(HLG/PQ方式)で制作された映像をそのままでは正確に見ることができないシチュエーションも多い。そこで、登場するのがLUT(ダビンチリゾルブ等の編集アプリで聞くあのLUT)ルック・アップ・テーブル。Rec709というLUT等を当ててあげると、従来のモニター等でもその映像をある程度美しく表示できる。

ちなみにsony独自のLOG撮影の一種であるS-LogのS-Gamut3はHDRに向いているらしい。(*出典https://www.pronews.jp/column/20171018110074157.html)
こちらによれば、S-Log3で記録する際にその映像をモニターで見て、「暗いな」と思ってアイリスを開け目(カメラの設定を明るくする)にするのはお勧めしないそうです。カメラ本体に内蔵されたガンマ表示機能で従来の規格である709用のLUTを当ててみて下さいとのこと。その方が幅の広いレンジで収録できるそうです。

ということは、巷で聞く「LOG撮影時はアイリスを上げて明るめに撮影する」というのは間違いなのだろうか?それともバズメンくんが双方の内容自体を誤解しているのだろうか?

ざっとまとめると・・

白〜黒等のレンジが広いHDRで撮影(LOGで撮影することに近い、あるいは同義に近い?)→幅広く収録したガンマを調整することで目的の美しさを追求する→視聴者が対応した映画館やモニターでそれを見る。ただし、未対応のモニターが多いので、従来のRec.709という方式に落とし込んだ映像を放映することもある。生放送やニュースなどが一例。
なので(?)、NHK/BBCはHLGを推す。
一方で、Dolbyに代表される映画館クオリティ、そしてNetflix、YouTube等の配信業者は明かり影、色味調整を同一のガンマで行って放送するDolby-PQ方式を選択、力を入れている。

フルミラーレス等のハイエンドな民生機もHDR撮影の設定が可能になってきていて、それは今後加速していくだろうということ。映像収録は8bit (sony a7iii)から10bit(sony a7siii)へと深度を増していく。

HDRについての曖昧な結論

「とりあえず、HDRの撮影に慣れていった方が良さそうだ」というのが現時点での結論。かなり曖昧ではあるけどHDRが基本になって来ているわけだから・・・
一昔前は「4kなんて一般人は誰も必要ないじゃんテレビ映画業界の話でしょ」と言われていたのが現在では嘘のように手持ちのカメラが4kを当たり前に記録していく。HDRが基本という世界、それはLOG撮影が普通に可能になった今、既に(とっくに)始まっているのかもしれない。

色々調べて読みましたが、ちょっとバズメンくんが正確に理解するには現時点では許容量オーバーな深い深い技術内容でした・・。まあ知らないよりは少しでも知った方が良いだろうということで、勉強中です。間違いや誤解もあると思いますが、「HDRって何だろ?」と思っていたどなたかの役に少しでも立てば嬉しい。

色測定については長くなったので今回は触れられませんでした。映画館ではスクリーンを計測し、pc等ではモニターを計測。基準値の範囲に色が収まっているか確認し、調整する作業があります。映画の場合は真っ白と呼ばれる白より少し黄色味がかかった白が白としての基準になると聞いたことがあります。色はかなり奥深い話ですね。沼が広がる一方です・・

 

参考文献及び一部出典
『pronews.jp』非常に分かりやすくsonyの担当者さんがS-logやHDRについて解説されている。
https://www.pronews.jp/column/20171018110074157.html

『J-STAGE』
2015年のIBCレポートでHDRの深い部分を紹介・説明してくださっている。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej/70/1/70_123/_article/-char/ja/

 

バズメンくんが使用しているHDRモードでの撮影が可能なカメラ『SONY a7iii』についての記事はこちらです→http://bazmen.com/sony-a7iii/

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