８月２７日に起きた『ザイフ トークン問題』高騰、暴落、炎上、サーバーダウンの流れまとめ

仮想通貨取引所Zaifが炎上した「ザイフトークン騒動」の流れと要素をまとめてみます。

概要：2017/08/27 にZaifToken（ザイフトークン）に関して取引所公式Twitterが今後について発言。それを発端として高騰していたzaif価格が暴落しました。

そして、サーバーもダウン（又は遅延？）しTwitterも炎上気味になりました。

最終的にはザイフを運営するテックビューロの朝山社長が自らチャット上に登場し事態の収拾をはかるという結果に。

一体、どういう流れだったのか時系列と値動きにそって振り返ってみたいと思います。

①騒動の出だし

ザイフトークンが午前四時頃より急騰スタート

1zaif=0.9円 程度で推移していたものが午前７時には２円を突破。一時2.4円を越える値を付けました。

コムサ（comsa）が始まるという企業情報で、ザイフトークン自身も数日値上がりが続いていた中での急騰でした。ザイフトークンがコムサに連動するかもという憶測や噂がネット上に広まり（公式な発表はない）値上がりを底上げしていた感もあります。コムサってなに？という方はこちらの過去記事をどうぞ→『コムサが始まるけどcomsaって何？』

そんな中、ザイフ取引所のTwitter公式アカウントがこの先に物議を醸す発言をします。

②zaif-暗号通貨取引所公式Twitterの発言

夜九時ごろ公式Twitterがzaifトークンとcomsaプロジェクトの連携予定は今のところないと発言。

当然ながら、噂や憶測のみを頼りに買い増しをしていた人達には衝撃が走る。ザイフトークン自体が単体でcomsaとの連携がないことを公式に宣告されたわけだ。

これを受けてザイフトークン価格は一気に暴落、一時最安値は1zaif=0.35円にまで落ち込んだ。

③zaif tokenの暴落

公式的には今までcomsaとzaifが連携するということを発表したことはなかったが、「もしかしたら」という希望的観測や予想でかなりの買いが入っていたということを証明するような急落だった。

④取引やチャット爆発でサーバーに負荷

ザイフ公式の発言と価格の急落で一気に取引やチャットが爆発し、取引所のサーバー負荷が急激に大きくなった。

その影響で一時ログインが出来なくなったり、アクセスに時差が生じる事象が頻発、一時取引が出来なくなるなどのサーバーダウンが発生。（サーバー自体は動いていたらしいので「遅延」という見方もある）

サーバーダウンにより、急落に焦った人々が更にショックを受け取引所のチャットも炎上。罵詈雑言もみられた。

ピーク時は読むこともままならないほどチャット更新が頻発し不安な気持の方々が多いことを露呈。

⑤混乱の収拾をはかるため朝山社長登場

荒れたチャットや相場の収拾をはかるために暗号通貨取引所zaifを運営するテックビューロ（Techbureau)社長の朝山貴生氏がTwitterに発言。

以後Telegram （テレグラム）というチャットアプリ上での質問回答や事案の説明に乗り出す。（午後十時過ぎ？）

ぺろぺろさんのTwitterより▼

只今、COMSAとのZAIFトークン連携の構想があることを正式に発表されました。朝山社長本人による正式な発表です。ですから、皆さん落ち着いてください。このツイートを見てください。 pic.twitter.com/QxwAs3lFo1

— ぺろぺろ (@hima_joke) 2017年8月27日

この朝山社長の登場とTelegram上での説明がある程度の混乱を収拾に向かわせたようです。

しかし、一旦落ちたzaifの取引額は全日より下げたまま1zaif=0.65円近辺での取引となっています。（2017/08/28 11時現在）
以上が、昨夜８月２７日からの「ザイフトークン・パニック」の流れです。

今後の考察として今回の出来事をふまえ、いくつかの要因をまとめておきます。

・そもそもcomsaとzaiftokenの連携は公式発表されていなかった。

・zaifの今後を見据えた急上昇も公式の１つの発言で急落する。

・comsaは予定通り行われ、zaifの使い道も広げる意向はある。

・サーバーダウンはザイフ取引所だけでなく、コインチェック等他の取引所でも起こる。ただしその内容によっては疑念もある。

Cryptcoin JunkeyさんのTwitterより▼

へぇ…
Zaif.jp が出している 502 エラーって
ときどきエラーが集中している時に
うっかり出してしまう 502 エラーと
出方が違うよね…

胡散臭ぇ…

— Cryptcoin Junkey (@cryptcoinjunkey) 2017年8月27日

・ビットコインのように汎用性のない企業トークンを購入する場合は、情報が「予想や希望」というもので構成されていないか確認することがより重要になる。
ちなみに、私が持っていたzaifは２７日のアゲアゲ時に売り抜けていたので被害無し。セーフ！

とはいっても、私が最初に購入したザイフトークンは1zaif=0.25円で購入していたので暴落した現在に売ってもまだまだ高値で利益がありますけれどね。

荒波の航海、今回も色々と勉強になりました。